Dai Kimoto & his Swing Kids


日記帳をここに引っ越しましたhttp://ameblo.jp/swissswingkids


10月に日本ツアーがあるためにその期間中はここから情報を発信します。http://ameblo.jp/swissswingkids/

現在9月30日夜11時54分です。もう12時間くらいすると家を出てチューリッヒ空港に向かいます。

このサイトの容量が大きくなって保存するのに時間がかかり過ぎたり問題があったりするので当分の間この日記帳は他のサイトに引っ越しします。最近コンピューターが壊れて日記サイトは休業中です。

 2015年5月9日

今週末は今日金曜日に地元の高校でチャリティーコンサートをします。これは元スイングキッズのメンバーのヤスミンが企画したもので彼女はルーマニアの恵まれない女性を支援する組織のために自分でもいろいろなところに出てお金を集めています。それで今日はスングキッズが彼女のためにやります。

日曜日はチューリヒのジャズ・ブルースフェスティバルでの演奏です。これは今年で3年続けての出演です。食事もおいしくみんな楽しみにしています。

8月にスイングキッズ全員でオスロのジャズフェスティバルに出ることが決まりました。飛行機で2時間程ですから楽です。メリーナとソフィーは3日間程長く残って又小編成の国際バンドでやります。丁度夏休みが明けて学校が始まる時なんですが、何とかなるでしょう。メリーナは中学に上がります。

2015年5月5日

金曜日からノルウエーの首都オスロに行って来ました。もう書いたと思うのですが、メリーナとソフィーがコンサートに招かれたのです。9歳から11歳くらいまでの小さいこのグループでソフィーがやりメリーナのやったグループは11歳から13歳くらいの子供たちでした。グループは6、7人のちいさいグループでアンサンブル重視ではなく個人のアドリブソロを披露するものでした。バンドはかなりインターネットでノルウエー、スエーデン、オーストリア、スペイン、ジャマイカ、スイスの国籍を持った子供たちが一緒に3日間リハーサルやコンサートを楽しみました。みんな楽器を始めてそんなに長くない子ばかりですがみんなさすがにフィーリングたっぷりで素晴らしいソロを演奏していました。9歳のコントラバス奏者など珍しいですよね。11歳のスエーデンから来た女の子もコントラバスを弾いて歌ってもいました。彼女はアドリブを本格的にやっていて驚きました。全員耳で音楽を修得している子ばかりでここでも耳で音楽を習うことの大切さをあらためて知らされました。

女の子ばかりで一人だけ9歳のアルトサックスを吹く男の子がいただけです。

ソフィーとメリーナはさすがに貫禄を示していましたね。ステージ経験が全然違いますから。音がやはり生きています。驚いたのは二人の順応性の高さです。スイングキッズではアンサンブル主体の演奏ですがここでは小編成でちゃんとしたアレンジを使用するのではなくリハーサルの時にその場でイントロはこうしよう、誰がどの順番でソロを取る、最後はこうやって終ろう、とか全部口約束でやるのです。本当に大人のジャズメンが集まってやるやり方なんです。でも小さい子もすぐ理解してコンサートでは立派な演奏をしていました。個性を重要視するジャズの神髄を聴かせてもらいました。メリーナはモダンなジャズはやったことはないのですがすぐフィーリングを自分のものにして素晴らしいアドリブをやっていました。バンドを指導したのはオスロのオッド・アンドレさんで彼は情熱を持って子供たちににジャズを教えています。2月にスイングキッズの練習を見に来てそれで二人が今回招待されたのです。

リハーサルではいろんな言葉が飛び交って本当に教える方は大変だったと思います。小さい子供たちは英語もそんなに出来ないですからね。今回驚いたのはノルウエー語にはドイツ語と似た単語がいっぱいあるということです。かなり読めるのです。飛行機の中のアナウンスでもかなり理解出来て、メリーナが「何だこの言葉は、いっぱい分かるね」と言っていました。

3日間と短かったですが子供たちにとっては素晴らしい国際交流になりました。

 

2014年4月27日

金土と演奏に行って来ました。どちらもそれ程遠くないところだったので楽でした。一つは銀行の総会で1500人くらいの招待客でした。スイスの地方銀行は口座を持っている人みんなが招待されます。総会は一時間で終わり、後は美味しい食事とショーを楽しめます。これがなければ誰も行かないでしょうね。スイングキッズはこういう総会にはしょっちゅう招かれます。銀行なのでギャラもいいし、食事は美味しい、演奏も30分からせいぜい一時間で本当にイージーなものです。いつも一晩みんなで楽しんでいます。

それからもう一つはキバネス・クラブといってロータリークラブのような機関ですがこれは主に子供たちの支援をやっている民間団体です。地域ごとにそういう有志が集まってクラブを運営しています。これもロータリーのように世界的な繋がりを持っています。昨夜は近くのクラブの30周年記念の式典および晩餐会、ガラーでした。日本でも最近はこの言葉を使うんですかね。子供たちを支援しているグループなので僕たちは決められたギャラはなしでバンドに参加者から寄付をつのるという条件で出演しました。そうしたら何と65万円くらいありました。参加者は100ペアーくらいでした。まあ、僕が子供たちへの音楽教育に力を注いでいることはかなり知られているのでそれに対する支援の気持ちが入っているのですがキッズ達は金額の大きさに驚いていました。お礼に夜中の12時くらいまで演奏しました。

バンドは1月から7人も新しい子供たちが入ったとは想像出来ない素晴らしいレベルで演奏しています。特に年齢がうんと下がったので余計に大きな印象を与えます。トランペットセクションは平均年齢が10歳ちょっとなんですが素晴らしい音程で力強く吹いています。本当に高いレベルです。これからどんどんパワーを増して行くので本当に楽しみです。音楽的な質から言えばこれだけのトランペットセクションは今までになかったレベルです。

次の週末はいよいよメリーナとソフィーがオスロに行きます。各国の小さい子供たちと素晴らしい交流が出来ると思います。詳しくはまた書きます。

 

2014年4月24日

春休みも終って又練習を始めました。今週はジェロームが一週間学校からドイツのミュンヘンに行っています。高校一年生の社会勉強です。スイスでは中学2年から直接高校に入るシステムもあり3分の2くらいはですからまだ15歳です。ミュンヘンはビールが有名なので夜はみんな飲んでいるんでしょうね。こういう時には先生も知っていても知らんぷりしています。そんなに日本程ガチガチではないです。ジェロームの代わりルーカが練習でドラムを叩いています。最近というか春休みの後モンキーズからスイングキッズに上がって来ました。

僕は2週間の断食を終えて少しずつ食べています。体調は抜群です。6キロ軽くなりました。まあ、4キロは昨年の日本ツアーのものですが。平素余り量を食べないので1、2週間急にたくさん食べるとすぐ太るんです。太るのはすぐだけど体重を落とすのはそう簡単ではないですよね。

今週は金土と二晩続けて演奏があります。どちらも余りきつくない演奏です。

クリスマスコンサートの編曲殆ど終りました。14曲書きました。書く事自体よりアイデアを練るのに時間がかかるんです。コンサートの流れとか考えなければならないですから。曲順はもう決まっているんです。それを雰囲気を考えながら上手くつなげて行かねばなりません。目新しいのは有名なクリスマスの歌をスイングで歌うことです。それからスイングキッズは普段のジャズコードだけでなく今回はクリスマスに合った教会的な響きも取り入れました、当然ですが。楽しみです。

それから春休みが終ってから一人サックスの女の子が入って来ました。メリーナと同じクラスの子でアドリアーナといいます。とても耳が良くて才能のある子です。これ又先が楽しみです。

 

2014年4月18日

今日オスロから飛行機の切符が取れた、と連絡がありました。5月2日にチューリヒを発って4日の夜遅く帰って来ます。メリーナとソフィー、とても楽しみにしています。

今日は復活祭の前の金曜日で休日です。復活祭は日曜日で月曜日も休みです。学校は火曜日から始まります。その週は火曜日と木曜日に練習して金、土と演奏があります。それから5月22日にアルゼンチンに発つまでは予定がびっしりです。アルゼンチンでゆっくり出来るのを今から楽しみにしています。700人もの若者が世界各国から来るというのでそれもとても楽しみにしています。最近スペイン語をかなり読んだり勉強しています。前回の2010年のツアー以来スペイン語は全然使っていないので錆び付いています。又フィーリングを呼び覚ませねばなりません。

今日から天気がぐずついています。なんかいつもの4月らしいです。3月異常に暖かかったので夏どんなになるのかと思っています。雨ばかりの夏もあるんです。京都の青木さん一家が来られるのでいい天気であって欲しいと願っています。

 

2014年4月13日

今日はさすがに一日少しのんびりしました。外に出て日光浴とかしたり部屋を片付けたりして過ごしました。音楽を書くのは休みました。明日からまたやります。夜は国境を超えてドイツに映画を観に行って来ました。スイスでは映画は全部言語で字幕を読まねばなりません。今日のはフランスの映画だったのです。ドイツでは全てドイツ語に吹き替えているので楽です。特にコメディーのような言葉で笑わせるようなものでは字幕では感じが出ませんね。又字幕を読んでいる俳優の細かな表情とか見逃したりしがちですから。

全く素晴らしい天気が続いています。家に籠って仕事をするなんてバカらしいんですが、しょうがないですね、明日からまた頑張ります。

昨年に引き続き今断食をやっています。今日で一週間が過ぎました。27歳の時に初めてやって以来もう何回もやりました。以前は3週間やっていましたが昨年から2週間にしました。というのは以前は夏やっていて時間があったからです。2週間なら問題なく通常通り仕事をしながら出来ます。トランペットも普通に吹けます。2、3週間水とお茶だけ飲むんです。殆どの人が驚くんですけど想像するよりはうんと楽です。みんな一食抜くと空腹感があるのに2週間も3週間も何も食べないとどうなるんだろうと思うんですが2、3日で空腹感は全くなくなるんです。体重も減るんで体調はすこぶる良くなります。仕事をしたり運動をしたり全く平生通り生活できます。

僕が何十年も全然病気にならないのはこの断食をやっているからなんです。体全体に休養を与えるんですね、そうして自然治癒力を目覚めさせるんです。もちろん普段健康体操とかも毎日やっていますが。誰でも健康が一番大事なことを知っていても研究したり努力したりしている人は殆どいないんですよね。医者や薬が治してくれると勘違いしているんですかね。医学が進歩したというのは切ったり刻んだりする技術が進んだだけであってモラルは低下していますからね。本来病気を治すのでなく病気にならない体を作る研究と努力をしなければならないと思うんですが。どこの国でも同じでしょうが医学会と薬品業界が組んで金儲けに励んでいるんです。モラルの観点からすれば一つの犯罪組織ですね。彼らにとっては病人がいっぱい出た方が都合がいい訳です。速くぽっくり逝かれるよりずるずると長引いて患ってくれた方がいのです。患者はお客さんですから出来る限り頻繁に長く来てくれた方がいいのは当然ですよね。不必要な手術をどれ程やっていることでしょうかね。今はすぐ切ったりつないだり、病院は修理工場です。機械や技術は進歩しましたが病人がどんどん増えているという事実はおかしいでしょう。僕は健康診断にも行かないです。ない病気までもうその発見なんかされるかもしれませんからね。癌の早期発見とか余計なお世話です。人間が本当に自然治癒力を持っているならどんな病気でも治るはずです。

僕はそういう例を身近に知っていますからね。医者から手術と治療をしなければ後半年と言われた人が全く何の治療もしないで20年以上生きています。薬も飲んでいません。何かやっていたら2、3年苦しんで死んでいたでしょうね、他のがん患者のように。癌の治療は例え癌に効いても体全体を壊してしまうと思うんです。だから癌治療を受けると体はずたずたでそれが原因で死んでしまうんです。

全ての病気は生活様式から来ていると思えます。食生活、健康管理など、本当に真剣に考えて何かを実行している人は皆無です。それでいいんです、医学会や薬品業界にとっては。

でも忘れてはならないと思います、人類が何百万年も医者や薬なしに生き延びて来たことを。

 

2014年4月12日

一週間家にいるのですが日記帳を更新出来なかったですね。

クリスマスコンサートの編曲に追われているんです。いつ終ることやら。クリスマスの歌は簡単ながゆえたくさんアイデアが必要なんです。子供たち100人のコーラスと一緒にやるんですがただ伴奏というだけでなくスイングキッズの演奏も噛み合わせてアレンジしなければなりません。20曲近く全て新しい編曲が必要なので時間がかかります。それに全体の流れや雰囲気を考慮しなければなりません。コンサートの善し悪しは全て編曲にかかっているので責任が重いです。夏までに録音して夏休み明けに全ての子供たちに練習用のCDを渡さなければなりません。各自が家で練習して全体のリハーサルはたった一回のみです。

我が家の庭にも春が来ました。

 

2014年4月6日

メリーナとソフィーがノルウェーから招待されています。オスロで子供たちにジャズを教えている人が各国の才能ある子供たちを招いてジャズバンドを組んでコンサートをやる企画です。この人は先月わざわざオスロからスイングキッズの練習を見に来ました。僕がどうやってスイングキッズの子供たちを教えているのか見たかったらしいです。

それでメリーナとソフィーが年齢の割に飛び抜けて素晴らしいというのを発見して今回の招待となった訳です。スエーデン、オーストリア、デンマーク、スイスなどの国から才能ある子供たちが集まるそうです。ビッグバンドンアンサンブルではなく主にジャズのアドリブを重要視したグループになるらしいです。5月2日の午後チューリヒからオスロに飛んで3日土曜日リハーサル、4日コンサートという日程らしいです。4日の夜遅くスイスに帰って来ます。僕は付き添いで一緒に行きます。どっちみちオスロジャズフェスティバルとの打ち合わせもあるので。スイングキッズをぜひ招待したいらしいんです。

活動範囲がどんどん広がっていますがいいとも悪いとも言えませんね。忙しくなるばかりです。もちろんたくさんの人たちと喜びを共有するということは素晴らしいんですが。

2014年4月6日

週末例のホテルに演奏に行って来ました。標高1800mという高地にあるお城のような大きなホテルで100年以上の歴史を誇っています。この地方は今年は雪が多く時に2m以上積っていたそうです。今もホテルの回りは雪がたくさん残っていました。また回りの3000m級の山々はもちろん白銀の世界で頂上から滑り降りるスキーヤーの姿もホテルから見えました。

ホテルは最高級で部屋も豪華に作られていてみんなその心地よさを満喫しました。食事は例がないほど高級でみんなつい食べ過ぎました。ホテルはかなり大きく250人の従業員がいます。でもオーナー家族がとても庶民的な人たちなのでホテルは家族的な雰囲気に溢れています。玄関ホール、階段、食堂、広さも高さも企画外れで別世界の感じがします。

コンサートは食事の後夜の9時半から1時間半やりました。久しぶりにこのホテルで演奏したのですが本当に楽しかったです。聴衆は小さな子供たちから年配まで幅広い年齢層でホールは家族的な暖かい雰囲気に包まれていました。

日曜日は豪華な朝食の後子供たちは室内プールなどで楽しんで昼前に家路に着きました。

これから2週間春休みで。演奏も練習もまったくありません。ちょっとゆっくり出来ます。

 

2014年3月30日

今日から夏時間です。時計が一時間早くなります。ということは眠る時間が一時間短くなります。今日はベルンまで出かけるので早起きしなければならず時間変更は丁度都合がわるいですね。

先週の木曜日から青木えりかちゃんが来ています。彼女のことは以前紹介しました。昨年の11月から10ヶ月の予定でドイツに留学しています。

昨日はスイングキッズの演奏にチューリヒまで一緒に来ました。明日のベルンも一緒に来ます。

今日は休みだったので一緒にちょっと出かけました。昼ご飯はイタリアレストランで昨年の日本ツアーのメンバー、タマーラとロマンも交えて楽しく食べました。その後サンドロの家に寄ってからボーデン湖が一番美しく見える場所にあるレストランへ行って外に座って素晴らしい眺めを楽しみました。

夜はサンドロがえりかちゃんを食事にどこかに連れて行ってくれました。その後二人で我が家に来たのですがちょうどベルリンからベニーが帰っていて2011年の大阪公演の話など懐かしくしました。青木さん一家全員でFlying Bachの大阪公演を観に来て下さって、それに楽屋でダンサー全員にプレゼントなどを下さってみんなびっくり、感激した話などが出ました。4月のフランクフルト公演にはえりかちゃんを招待するらしいです。

ベニーは先週の金曜日から4日間新しいプロジェクトFlying Illusionの初演があって一週間休みが出来たので休養に家に帰って来ました。この半年間ものすごい量のリハーサルをやって来たので初演が終ったらぐったりした、と言っています。今回は踊るだけでなく振り付けもやったので本当にきつかったらしいです。人生の中で一番苦しい半年だったと言っています。気違いじみたエネルギーを持ったベニーが言うんですからそれは大変すごったんでしょうね。

12人の世界最高のブレイクダンサーたちが集まってやっています。もの凄いレベルのダンスショーだということです。

もう寝ます。ベルンまで休憩をいれると3時間も車を運転しなければなりません。5時間くらいはぐっすり眠りたいです。

 

2014年3月27日

大阪市長選、予想通り最悪の投票率でしたね。橋下、あれは世紀の詐欺師です。選挙費用6億円よくぞ使ってくれました。本当にお金をどぶに捨てたような感じです。僕はあの人が出た時から大変な詐欺師だと感じていました。

人に感心を持たせようと本心では思ってもいないことでも大きく言うんです。大阪都構想、あれはなんですか?日本の都は東京です。一つの国に二つも都があるんて不可能です。「大風呂を拡げる」という言葉がぴったりな人間です。慰安婦問題であんな失言をしたり、入れ墨について職員全員にレポートを強制したり、メッキがどんどん剥がれて来ていたんですが今度の選挙で最終的にアウトですね。入れ墨をしている人間がみんな悪い人間なのかと訊きたいです。それなら入れ墨をしていない人間はみんないい人間なのか、と問いたいです。やくざの中にも思いやりを持ったいい人間はいるはずです。すべて一概には言えないです。人間はどこで生まれたか、など何の問題にもなりません。良い家系、良くない家系、そんなもの本来は一切ないでしょう。豊臣秀吉、織田信長の子孫が偉いですか?秀吉も信長も自分の権力を築く為に、またそれを維持する為にどれだけの人間を殺してきたでしょう?言わば人殺しの子孫なんです。もちろん人間の歴史なんて略奪の歴史ですから間接的にはみんな人殺しに関与しています。ですから人間を出生で評価することに何の意味もないんです。

ヨーロッパにこういう言葉があります、「あなたがどこから来たということはどうでもいいんです、重要なのはあなたがこれからどこに行くかです。」これは、過ぎ去った過去はどうでもいいことであり、「重要なのはこれからの将来なんです」、ということです。的を得ていますよね。

橋下市長はこれからも大風呂敷を拡げると思うのですが、哀れな末路が待っているだけです。大阪市の住民は「この数年、何だったんやろ」と思うことは間違いありません。

2014年3月23日

昨日あたりから気温がどっと下がりました。先週は毎日20度を超えていました。南部では25度まで上がったそうです。ところが今日は雪がちらついています。積もりはしないですが、なんだか久しぶりです。今週は最高気温が5度前後らしいです。スイスの3月という感じですね。昨年はこんな感じが5月くらいまで続いてみんなうんざりしていたんです。それで今年の暖かい冬を楽しんでいたんですが、これからどうなることやら、余り楽観しない方がいいですね。

日本がウクライナに1000億規模の支援をする、という記事がありました。しかし日本は世界で一番借金を抱えている国なんです。それに東北復興とか原発にお金がいくらあっても足りない現状なんです。何を考えているんでしょうかね。外に向けてエーカッコウする時ではないでしょう。

これはアメリカからの圧力なんです。このまま行けばウクライナもロシアに吸収されてしまいロシアが段々と勢力を増す事に脅威を感じているの西側はこぞってウクライナの支援を呼びかけています。でもこれは表向きのアメリカの芝居なんです。裏側ではアメリカはロシアとウクライナが戦争に突入するというシナリオを描いています。そうなるとウクライナは巨大国ロシアに対抗するために兵器を補充しなければなりません。その資金の準備に各国からの支援が必要な訳です。表向きはもちろん経済援助ですが。自分の家が膨大な借金を抱えていてなおかつ人に大金を寄付する人がいますか?いくら人道的とかどうとか言っても現実的には出来ないですよね。

アメリカは巨大な兵器産業を持っていてその為に第二次世界大戦以降世界中で戦争の火種を蒔いて来ました。最近ではアフガニスタン、イラク、シリアなどがいい例です。彼らに取っては戦争がなければならないんです。これは本当にひどい話なのですが彼らに取ってどれだけの人間が死のうが全く興味はない訳です。そんなことを考えていたら元々兵器など生産しないですものね。兵器を生産する事自体人殺しに加担していることですから。

ロシアとウクライナは多分戦闘に入るでしょうね。こう考えるとあのオリンピックなんて何だったんだ、と思いますよね。オリンピックなんて何の意味もないですよ。スケーターの真央が引退するとスケート連盟は何億もの減収になると、それで引退を反対しているらしいですね。全てお金なんですよ、それを国民はマスコミに踊らされてはしゃぐものだから増々連盟はお金を儲けるんです。マスコミも飯の種なのであることないこと何でも大げさに書きますよね、国民が踊ってくれるのは分かっているので。まあ、今のような教育制度では考える人間を育てるのは無理ですが。詰め込み主義で命令されたことしか出来ない人間を育てているんです。

でもこれは権力者にとっては都合のいいことなんです。全てにおいて操作し易いですから。考えてみて下さい、大学まで何年間も学校に行って本当に専門の知識や能力を身に着ける人は本当にわずかでしょう?そしてそれを活用する職業に就く人はそれよりもっと少ない訳です。何のための教育制度か疑問に思いませんか?一般教養という意味がある、という人もいますが、大学で遊ぶより社会でもまれた方がまだ一般教養が身に付くと考えられないでしょうか?

教養であろうが理論であろうが紙の上だけのものは何の価値もありません。教育で心ある人間を育てられないから戦争も貧富の差も永遠に無くならないんです。東大、甲子園、これらは余りにも犠牲が大き過ぎます。何で人にそれ程優劣を付けなければならないのか僕には理解出来ないです。

 

2014年3月22日

昨日はかなり忙しかったです。午前中はサックスとトロンボーンを修理にもって行き、午後はある葬式のミサで教会の中で一人で演奏をしました。見知らぬ人なのですがぜひ僕のトランペットで亡くなった人を送ってやりたい、ということで頼まれました。こういうことは時々あるんです。まだ生きている人でも「私が死んだらトランペットを吹いて下さい」と言う人がかなりいるんです。曲目まで指定する人もいます。

夜はミュージックスクールのコンサートがありモンキー・ジャズバンドが演奏しました。スイングキッズに負けないくらい楽しくノッてお客さんを楽しませました。

それから10時を過ぎて先日紹介したロマンの結婚式のパーティーに顔を出しました。年配の人たちはみんな帰った後で30歳前後の若い連中ばかりが20人ぐらいいて音楽をかけてにぎやかにやっていました。ロマンと一緒にバンドでサックスを吹いていたシモンという子も来ていて久しぶりに顔を合わせました。今弁護士の試験の真っ最中だと言っていました。昔よりかなり大人びた話し方をするのでおかしかったです。本の読み過ぎですかね。

他にも若い建築家とかいろいろ興味深い若者がいっぱいでした。みんなロマンから僕のことはよく聞いているので何人も人が僕のところに来ていろいろ話をしてくれました。ロマンも加わってとても楽しい会話をいっぱいしました。彼が言うには「オレは幼稚園の時からあんたのところにトランペットを習いに行ってたけどあんたはその頃からちっとも変わらないよ」と。又彼のお兄さんは「やあ、俺たちも段々と年を取って老いぼれて行くんだよね、こればかりはどうしようもないよね。でもあんただけは違うよ」と言うんです。もちろん冗談ですがみんな僕が今でも若い人のように元気があるので驚いていることは確かなんです。でもこればかりは自分で思うようには出来ないですからね。

ロマンが結婚する事はこの前書いていなかったんですね。お嫁さんも医者でブラジリア人なんです。ロマンは高校の頃一年間ブラジルに交換留学で行っていたことがありポルトガル語がとても達者です。それで医学部を卒業して一年間いろいろな病院で研修した時に3ヶ月ブラジルの病院で働いていたことがあるんです。スイスで生活するよりブラジルの方が面白いよ、と言って自分でブラジルの病院を探して仕事場を見つけたんです。普通は国内で医学部を通してやるらしんですが彼はそんなことはおかまいなしで自分でさっさと決めて大学にはブラジルで研修しますから、と一言言っただけらしいです。ちょうど行く前に僕の家に来て話していました。

その時に今奥さんになった若い女医を見つけたんです。帰って来てから「ねえ、いい女の子と知り合いになって、夏にね3週間一緒にキューバに休暇に行くんだよ」と言うではないですか。ロマンはいい子なんで彼女はいくらでも出来るんですが長続きしないんです。学生時代は女の子より遊ぶのに夢中だったんで、それもいつも遠い海外に行くので余計難しいですよね。それにやることはウインド・サーフィン、雪山歩き、登山とか普段訓練していないと出来ないものですからちょっと一緒に行く、という訳に行かないですからね。

でもブラジルから帰って真顔で「今度は長続きしそうだよ」とニコッとしながら言いました。それからクリスマスの時に彼女がスイスに来て3人で一緒に食事をしたんですけどとても可愛いくて明るい人で、「これなら今度は長続きするかなあ」と僕も思いました。年は同じなんですが「オレよりうんと頭はいいからね。医学部トップで卒業してるから」と言うんです。でも本当に明るくて良く笑う子なんです。ロマンにはぴったりです。

僕は「今まであんたぐらい遊んだ人間はいないんだからこれからは遊ぶのは彼女と一緒にやれよ」と言いました。それで早速中古のバンを買って後ろで寝れるように改造してしまいました。僕がランドローバーを改造していて「オレもこんなん欲しいよ」と言ってましたからね。手先も器用なんです。やはり賢いからやったことがない事でも出来るんですね。ぱっぱっと情報を集めて電気の配線とか、すぐやるんですよね。すごく上手くやっているので驚きました。

奥さんになった人はラリッサという名前です。ロマンとは違う病院で4月から働きます。ロマンはもう2月からドイツ国境近くの病院で働いています。患者さんたちやその家族からすごく好かれているそうです。目に見えるようです。彼が世界中でやった冒険話はスリル満点ですがこれからはいっぱい病院の話をしてくれるんでしょうね。

幸せな家庭を築いて欲しいと願うのみです。

 

2014年3月19日

スイスはまだバカ陽気が続いています。もう20度近くになる日もあります。全く異常です。夏はすごく暑くなるという予報が出ていると、誰かが言っていましたがどうなるんでしょう。そうなればいいですが。

今週末は一人になります。家内が長男のベニーの新しいプロジェクトの初演を観にベルリンに行きます。ここ2、3年Flying Bach

http://www.redbull.com/cs/Satellite/en_INT/Video/Red-Bull-Flying-Bach-Germany-Trailer-021243357501349

で世界ツアーをやっていたのですが今年から新しくブレイクダンスとマジックを混ぜたFlying Illusionというプロジェクトをスタートします。準備は昨年の8月からやっています。 http://flyingillusion.redbull.de/ 今年はドイツ国内だけでツアーを企画していますが来年はどうなるんでしょうか。何しろ舞台装置が大きく大型トラック6台も必要らしいですから前のプロジェクトのように世界ツアー、とは簡単に行かないでしょうね。

初演には僕は顔を出せません。同じ日にコンサートがあるし前回紹介した教え子ロマンの結婚パーティーがあるんです。まあ、南ドイツに来た時に行きますが。

ヘッドスピンといって逆立ちして頭でくるくる回るんですがそれが宙に浮くとか言っていました。ベニーは以前そのヘッドスピンでギネスブックに長らく載っていたことがあります。ショーの中のトリック自体はハリウッドのマジシャンから一千万円を出して借りているそうです。そしてそのトリックを外部に漏らしたら罰金二千五百万円を支払うという誓約書を書かされたらしいです。だからもちろん親にも話しませんよ。

次男のファビアンも明日ベルリンに飛ぶそうです。娘のユリアは日程が会わなくて行かないと言っていました。まあ、彼女は飛行機に乗るのを極力避けていますから。環境衛生をすごく真剣に考えている子なんです。毎年何ヶ月かデンマークのミュージカルで踊っていますがその時にも飛行機代が出るのにそれでも列車で移動しています。4月に彼氏がペルーのおばあちゃんに会いに行くんですがやはり飛行機を拒否して行かないと言っています。おばあちゃんは死ぬまでに一度ユリアに会いたいと言っているので今みんなで行くように説得しています。どうなるんですかね。小さい頃から頑固なんです。人間の幸せ、健康、環境衛生、など真剣に考えている子なんです。みんなが彼女のように考えたら世界はがらっと変わるんですが。

 

2014年3月16日

日付は同じですけど昨日のは12時を回っていたので正確には15日でした。

従って今は16日の日曜日です。今日はいろいろなことがありました。午後コンサートを聴きに行って来ました。あるアコーデオン・オーケストラのコンサートだったのですがトランペットのメリーナがゲストでソロを吹いたんです。立派に吹きましたね。大喝采でした。

その後家内の友人の誕生パーティーに行きました。奥さんが60歳になったんです。でもこの夫婦は春からドイツに移住します。定年を機にもう一度新しいチャレンジをしたいということでドイツ移住を考えたそうです。素晴らしいですね。勇気の要ることなんです。

それから午後元教え子、今は親友のような関係のロマンから電話があって夜一緒に飲みに行きました。彼は今29歳の若い医師です。それも型破りな。6歳の頃から僕のところにトランペットを習いに来ていたんです。スイングキッズの前のバンド「ジャンピング・アプルス」というバンドでファーストトランペットを吹いていました。高校時代は酒に酔っぱらって両親が連れに行く程はめを外していた子なんですがチューリヒ大学の医学部に入りました。父親が町医者なんですが子供の頃は「オレは絶対医者なんかにはならないよ」と言っていたんです。それが高校を卒業する寸前に、まあ、医学でも習うか、ということになったんです。スイスの医学部は入試試験も厳しいですが入ってからも大変です。最初の半年で半分が振り落とされるんです。やっと高校を卒業して一夜漬けで入試を受かった子がその半分に残るというのも殆ど奇跡に近いです。それで6年間の医学部での生活をどうして過ごしたか、というのも全くの桁外れです。大学はいっぱい休みがあります。その全ての休みにいつも外国に行っていたんです。そのお金をどうして捻出していたか、スイスでは親がいくらお金持ちでも自分が遊ぶお金は全て自分で稼ぐ、というのが常識です。

彼は木金土の3日間チューリヒのバーで夕方から朝までバーテンダーとして働いてお金を稼いでいたんです。ですから金曜日は朝の7時まで働いて9時には大学の講義に出ていたんです。これだけ頑張れる人間も少ないでしょうね。

 

 

2014年3月16日

今日から天気がちょっと崩れて肌寒くなりました。

昨日はチューリヒでリハーサルがありました。3月30日にベルンでスズキ・バイオリンスクールのオーケストラと一緒にコンサートをやるのですがその為の合同練習があったのです。女の子がいっぱいなのでスイングキッズの男の子たちも楽しんだ様子でした。

今月は演奏は3回だけなので余裕を持って練習が出来ます。基本をいっぱいやって将来への土台造りをしなければなりません。今までのレベルを超えるには今までやって来た子供たちが持っていた基礎力よりもっと幅あるものを身に付けねばなりません。どんな分野でもその人の進歩はその人が持っている基礎力に比例すると思うんです。それはたくさんの世界的レベルの奏者と一緒にやってつくづく思い知らされました。みんなどんなに高いレベルに達していても毎日基礎練習をおろそかにしていないんです。世界一流の人たちでも毎日先ず初心者がやるような基礎練習をやっているんです。彼らは経験を通してそれがいかに大切かを知っているんですね。高いレベルのステージに上がるとその大切さが身にしみて実感出来るんです。そういうところではプレッシャーが凄いですから揺るぎない自信が必要なんです。両足でしっかり踏ん張れる基礎の大切さがどんなに大事か身に知らされます。

今は新しい子がたくさん入って来て平均年齢もうんと若くなったのでみんな張り切っています。そういう点では基礎をしっかりやらせるのに丁度都合がいいです。一年、二年先がとても楽しみです。今でも年相応にしたら素晴らしい演奏をしていますよ。特にトランペットのちびっ子達は頑張っています。楽器が素晴らしく鳴っています。心地よいです。

日本は「偽」ものが流行っていますね。自分を大きく見せたがるからそういうことになるんでしょうね。普通にしていればいいんですけどね。自分のことで恐縮ですが、あるコンサートの後にかなり年配の男性が言いました、「私がどこが一番気に入っていると思います?」僕は演奏の内容のことだと思ったんですが見当がつかないので「いや、はっきりとは分かりませんが」と答えました。そうしたらその人が言いました、「あなたの控えめさ、それが一番気に入っているんです」。でも僕は別に意識して控えめにしようとか思っている訳ではないんです。家でもステージの上でも言う事やる事全く同じなんです。コンサートに来てくれる人たちには家に来るお客さん、という感じで接したいんです。というかそれ以外は考えられないです。良く来て下さいました、くつろいで楽しんで下さい、という思いなんです。以前州政府から文化大賞をもらった時にたくさん新聞に書かれたんですけど、その中に一つ「控えめさが人間の中に」というタイトルで記事を書かれたことがあります。スイスの人たちにはなんだかそう見えるらしいんですね。実際に「あなたは控えめ過ぎる」と直接言われることもあるんです。おかしな話ですけど。僕も無名ではないので他の人たちからするとそう見えるのかも知れませんが。ごめんなさい、これも自己宣伝ですかね。

どんな人間でも一人になれば誰も変わらぬ「ただ一人の人間」だと思うんです。世界的に有名な人でも大富豪でも誰でもみんな長所も短所もある一人の人間なんです。特別な人間なんてこの世の中には一人もいないんです。

 

2014年3月10日

スイスはバカ陽気が続いています。全く異常です。こんな暖かい冬は誰も経験した事がないと言っています。もう冬とは言えない時期ですが、スイスでは通常冬は長いです。

偽ベートーベン、会見しましたね、どこまでも限りなく偽ですね。全く信じられないです、ああいう人物にみんなが騙されていたというのが。音楽のど素人が取材するからそうなるんですよね。少しでも専門知識を持った人間も連れて行った方がいいですね。作曲とかかなり専門のことになるんで。あの人は凄い、という先入観で取材するから余計に騙されるんですね。マスコミも反省しなければなりませんよね。

ウクライナの情勢も危ういです。日本だって中国や韓国のことを余り楽観出来ないのではないでしょうか。世界の情勢って本当に綱渡りのような感じですね。いつどこでどうなるやら、そんな気配です。日本なんて中国か韓国や北朝鮮から原発ひとつ壊されたら終いです。戦争とか言っているような暇はないんです。それなのに首相が靖国神社に参拝したりして世界を刺激しています。みんながいやだと言うんだから意地になってやることはないと思うんですが。神社と言っても形式的なもので精霊がそこにあるとかというものでもないでしょうし。精霊というものが実際にあるのかどうか知りませんが。多分これは昔宗教の権力者が都合良く作った言葉でしょうね。ないものをあるように、と人を信じさせるのは偽ベートーベンと大して変わりないですよ。

今月はバイオリンのスズキメソードで教えている学校のオーケストラと首都のベルンでコンサートをやります。スイス日本国交150年記念を冠しています。このコンサートは昨年スイス各地で3回やりました。コンサートの最後には100人以上がステージに上がるのでかなり大きいところでないと出来ません。ベルンでやるのはでも楽しみです。

震災以来3年が経ちましたね。政府、国民もっともっと東北に思いを寄せて復興支援してもらいたいですけど。何だか忘れられてしまったような感じに受け取られます。政府なんて知らんぷりですものね。全くひどい話です。オリンピックに浮かれているような時ではないんですけど。あの橋本聖子団長目標は金5個合計10のメダルとか、何であんなバカなことを口にするのか理解出来ません。いつも言うんですけど勝とうと思って勝てるならこんな容易いことはないです。でもみんな勝とうと思っているんですからそんな訳には行かないです。誰も負けようとか思っていないわけですから。北京のオリンピックの時と同じで選手に余計なプレッシャーをかけるだけです。「順位はどうでもいいから楽しんでやって来い」指導者の言葉として試合前に言えるのはこれしかないんです。

2014年3月4日

チューリヒでの演奏は又楽しかったです。途中今製作中のスイングキッズのドキュメンタリー映画も上映されてとても興味深い一晩でした。バンドはどんどん力強くなっています。毎回毎回のコンサートが最高の練習です。太ももを折って未だに松葉杖で歩いているマルコが演奏の前に言いました、「今日は僕もアドリブのソロ吹きたいよ」と。それで本番で彼が松葉杖で前に歩いて行く時に僕が彼のトランペットを持ってやりました。マイクの前に来て先ず松葉杖を床において僕からトランペットを受け取ってそれからソロです。この間もちろん前の子が他のマイクでソロを吹いている訳です。マルコはもの凄く情熱のある吹き方をします。ソロの間トランペットを上に向けたり下に下げたり、体中を激しく動かして吹くんです。とても絵になっています。意識してやっているんではないんです、我を忘れて一生懸命吹いているので自然とそうなるんですね。先が楽しみです。

 

2014年3月1日 午前2時

今日はチューリヒで演奏です。演奏はいつも楽しいです。

最近アルゼンチンのコンサートとか弦楽器のグループとの共演にいっぱい編曲を書きました。もううんざりです。音楽を書くのは好きなんですけどいつも一人ですものね。みんなでうわーっと一緒に演奏やった方が楽しいです。これから冬のクリスマスコンサート用に13、4曲書かねばなりせん。これも大変です。100人以上の子供の合唱を入れてやります。これは面白くなりそうです。感動のコンサートにしたいと願っています。頑張らねばなりません。

 

2014年2月28日

新しいサックスの生徒を紹介します。二人いるんですけど今日は小さい方から。8歳でラファエラといいます。お父さんがスイス人でお母さんがブラジリア人です。明るい子で音楽性もたっぷりです。今日はカーニバルの仮装で来ました。ですからアイシャドウーを入れています。でも本当に可愛いですよ。大きくなったらどんな美しい女性になるんでしょうね。日本ではちょっと可愛いと「美し過ぎる」とか「可愛い過ぎる」とかと言う表現を使いますが大げさ過ぎます。スイスの女の子の日本に行ったら80パーセントはそう言われるでしょうね。

僕はサックスも少し吹くんです。なぜかと言えば、作曲とか編曲をする時にその楽器を実際に演奏出来た方がそれは有利です。演奏者のレベルに会った物を書けますから。でもレッスンはやっていなかったんですが2年前にセヴェリンの弟のジルがサックスを習いたいと言って来ました。その時お父さんが失業中で楽器も買えないしレッスンにもやれないので僕が自分のサックスを彼にやって無料でレッスンを始めたんです。他の先生のところでは進むのがすごくのろいんです。ペーターも僕のところに来ています。彼も僕の所に来てから短期間で急激に上手くなりました。彼は他の町からスイングキッズに憧れて引っ越しして来たのですが余りにもスイングキッズに速く入れたので最初は尻込みしていました。自分も家族も想像も出来ないスピードで上達したので信じられなかったんですね。

2年前に他の町でスイングキッズの演奏を聴いた時はただの大ファンになっただけなんです。自分がスイングキッズに入れるなんて夢にも思っていなかった訳です。でもお父さんは近くに仕事と家を見つけて引っ越して来ました。

でも彼のお姉さんは天才級です。今15歳なんですけど次回彼女については書きます。エヴァといいます。

日本は放射能よりスキャンダルに汚染されていますね。東京都知事、大阪市長に続いて今度はNHK会長ですね。経営理事の一人がNHKの視聴料の支払いを拒否したとか、というのもありますね。笑い話ですよね。いい加減な人間が上の方で動いているんですね。これでは国は良くならないです。原発という爆弾を抱えているので将来は暗いですね。

ですから今ぱーっと楽しく行きましょう。

 

 

2014年2月26日

昨日の練習の終わり頃サックスのアンドリンが「ねえ、New York, New Yorkまたやろうよ、あれ、お客さんすごい喜んでいたじゃない」と言いました。そうなんです、この曲はみんなが知っていてすごく受けるんです。でもこれは僕が歌うので、それで余り表に出たくないのでついつい出番がなくなっていました。でもメンバーがそう言うのなら又やろうと思っています。

でも「お客さんが喜ぶから、、」この言葉を聞いて本当に嬉しかったです。これがスイングキッズがいつも心がけていることなんです。自分たちの音楽をみんなに喜んでもらう。みんなで一緒になって楽しい瞬間を喜ぶ、これは人生の中でも最も大切なものの一つではないかと思います。子供たちが自分たちがやる音楽で人を喜ばせることを知ってくれる、それは僕が彼らから一番先に望んでいることなんです。スイングキッズに入れば音楽を勉強出来る、人が出来ないいろいろな体験が出来る、そんなことより先ず自分の行為で人に喜びを与える、それを身に着けて欲しいです。

スイスはまだバカ陽気が続いています。今年の天候はどうなるんでしょうか?

2014年2月23日

今日はプライベートの誕生パーティーでコンサートをして来ました。時々こんなことがあります。誕生パーティーでただ飲んだり食べたりではなく何かのアトラクションを入れる訳です。今回は出席した人たちへのプレゼントということでぜひスイングキッズに演奏をして欲しいと依頼がありました。もう何回も僕たちの演奏を聴いてかなりのファンなんです。新しいメンバーでの演奏は本当にいい練習になります。

バンドはどんどん良くなっています。特にトランペットセクションは素晴らしい鳴りをしています。平均年齢11歳にも満たない4人ですがこの小さな子供たちからこんな力強い音が出るのか、と誰もが驚いてしまいます。もちろんメリーナのリードがあればこそです。

今日はアンナが演奏の前に「ねえ、今日アドリブのソロやりたい」と言って来ました。今までは練習の時だけやっていたんですがアンニーナが前回のコンサートで初めてアドリブソロをやったので刺激を受けたんでしょうね。練習の時よりうんといいソロをやっていたので驚きました。こうやってみんな段々と成長して行くんですね。楽しい限りです。太ももの骨を折ってちょっと出遅れたマルコも最近アドリブを始めました。とてもいいフィーリングを持っています。まだ松葉杖で歩いているので演奏の時にソロを取るのに前に出て来れません。もうちょっとしたらばりばりやるようになると思います。肺の力がすごくあるのでとても力強い音を出します。

来週はチューリヒでコンサートです。今年あたりスイングキッズのドキュメンタリー映画が仕上がるのですがそれを少しずつ流しながら演奏をします。楽しみです。映画は今年か来年のチューリヒ映画祭でスタートする予定です。皆さんも楽しみにして下さい。

2014年2月22日

昨日は州の「2013年に最も活躍したスポーツ選手」というイベントで演奏しました。色々なスポーツ選手が表彰されたのですが観客も殆どがスポーツに関係している人が殆どです。やはり人種が違いますね、音楽関係とは。

全員入場の前にノミネートされた選手達(個人、グループ)とスイングキッズは名前が呼ばれて会場に入って行くのですが、その待っている間にみんなダベってすごくうるさいんです、式はもう始まって委員長の挨拶も始まっているんです。みんないい大人ですよ。スイングキッズはみんな一言も話さないで静かに待っていました。そういうところは僕はいつもうるさく言っているんです。

その大人のスポーツ選手達が余りにうるさいので僕は「うるさっいー!何だあんたらは、全くだらしないよ」と怒鳴りました。そのイベントは彼らの為に、又彼らをサポートする為に企画されているんです。そういう場にどんな態度で臨んだらいいのか全く理解していないし教育もされていないんです。これがヨーロッパのスポーツ界の姿なんです。個人主義だから他を尊敬するとかということは全く教育されていないんです。スポーツというのは相手を倒して自分だけいいカッコーしていればいいんです。

日本のスポーツ界も似たり寄ったりです。柔道など「礼に始まり礼に終る」などときれいごとを言っていてもあの暴力問題はなんですか?連盟も潔くないです。柔道に始まったことではないですよ。日本のスポーツ界はどこでも暴力を振るって来たんです。楽天が昨年優勝しましたね、なぜですか?あれは星野が柔道などの暴力が問題になって自分のトレードマークの鉄拳制裁を止めたので選手達が伸び伸びと実力を発揮出来たからなんです。北京オリンピックで星野が「金しかないです」と大会の前に大見得を切ったんです。結果は惨敗でした。原因は星野は鉄拳でぶん殴る、というのはプロ野球では有名ですから選手達も最初から萎縮していますよね、それにオピンピックという大きな舞台の前で監督が「金しかないです」とマスコミに発言すればプレッシャーは増々大きくなります。当然の結果です。あの時はソフトボールも惨敗でした。宇津木という女性監督がこれまた大きなことを口にしていたので選手は力を発揮出来ませんでした。みんなスポーツの本質を理解出来ていないんです。

現在のスポーツのあり方は人間教育という視点から見ればマイナス面が余りにも大きいです。勝利至上主義では健全な社会を造り上げることは到底無理です。

浅田真央、今度は絶賛されていますね。まあ、マスコミにとってはいい飯の種ですが。フィギュアスケートなんてごく少数の限られた人間にしか出来ないスポーツでしょう。余りにもお金がかかり過ぎて普通では子供をそういうレベルで練習させられないですよね。全て親の欲、見栄で始まるんです。小さな子供は最初はそんなことは理解出来ないし知る由もないですよね。大きくなってもマスコミや連盟に操られて厳しい練習をしなければならない立場に追い込まれしまうんです。ただそういう環境で育って来たので自分では気が付かないだけなんです。

今日我が家にお客さんがありました。娘がかつてフィギュアスケートで将来有望と見なされていたそうなんです。でも成績が良くなれば良くなる程他の選手やその親たちからの嫉妬が凄くそれが耐えきれなくなったそうです。もちろん有名なコーチにレッスンを受けたり、遠征費ほか多大な出費がある訳です。でもそうしている内に果たしてこんなことに意義があるのか、と疑問を持つようになったそうです。ただ見栄の世界なんです。選手達もみんな正直に言えば「どうだ、自分は凄いだろう」というのを見せるのが一番の目的なんです。純粋にスケートが好きなら別にそんな大会にでなくても十分楽しめる訳です。

とにかく、一位二位、ランクを決めるのが間違いなんです。スポーツであろうが音楽であろうが。

 

2014年2月20日

火曜日ノルウェーからジャズを教えている先生がやって来ました。スイングキッズの噂を聞いたりインターネットで見たりして僕がどうやって子供たちに教えているかぜひ見たい、という事で。とてもいい人で2日間一緒だっただけですがもうすっかりいい友達になりました。サックスでジャズを習ったそうです。

オスロのジャズフェスティバルにぜひ来て欲しいと言われました。日程さえ合えばぜひ行きたいです。彼は特にメリーナに驚いていました。アドリブソロのセンスが抜群だと言っていました。実際メリーなのソロは素晴らしいです。流れています。

冬期オリンピックやってるんですね。浅田真央転んだと記事にありました。金メダル候補とか言われていてプレッシャーが凄かったんでしょうね。マスコミは容赦なく書くし、橋本聖子団長なんか金メダル5個が目標とか言っていましたものね。あれはまずいです。金メダルを取ろうと思って取れるものではないでしょう。色々な条件が重なった結果がそうなる、ということで予定して取れる物なら誰でも予定しますよね。そしたら金メダルだらけですよ。

それに彼女も100%確実でない3回転にこだわったので自分自身で余計なプレッシャーを作っているんです。それでは調子の波が大き過ぎます。もっと確実になってから本番で使うようにしないと常に大きなプレッシャーを背負うことになります。フィギュアーは表現ですから余裕を持って優雅に滑らなければ意味がないと思いますが。

地元のロシア人が金メダルを取ったらしいですね。キム・ヨナがミスなしでも銀に終った、とありましたね。韓国で主催していたらもちろん彼女が金メダルを取っていたに間違いなかったと思いますが。こういうところは曖昧で納得出来ませんね。

以前にも書きましたが僕はオリンピックは本来の意義を失ってしまっている、と考えている一人です。スポーツはもう原点を忘れて商業になってしまっているので意味がないと思うのです。

それに人を負かしてどこが嬉しいのか僕には想像出来ないです。勝つ、勝つと言っても勝とうと思って勝てるなら苦労は要らないです。新聞などで時々読むんですけどどこかの監督が「明日は勝ちに行きます」と。では、誰か「明日は負けよう」と思っている人がいるんですか?と訊きたいですね。また敗因で「勝とうという気が相手の方が上だった」というのもありますね。これも馬鹿げていますよね。「勝とう」と強く念じて勝てるんですか、どちらも強く念じていたら、当たり前ですが、では引き分けですか?そうすると全ての試合が引き分けに終る、ということになりませんか?

スポーツの世界って情けない程レベルが低いです。人間に順位をつけるから戦争が無くならないんです。それにスポーツ界の暴力問題、絶えないですね。これだけ見ても人間のレベルが低いです。サッカーのファンの暴動なども平和なスイスですら大問題になっています。競技を楽しむ、という本質を外れているからこんなことになるんですね。

ちょっとチクリ、と愚痴りましたね。

やっぱり音楽ですね、人を殴り倒さなくていいですものね。

 

2014年2月15日

メンバーを紹介します。左からソフィー、アンナ、3番目が新しいアンニーナ、10歳です。明るく楽しい子です。それからメリーナ、小さな体で彼女のトランペットがバンド全体をリードしています。それから新しいトランペットボーイのマルコです。11歳、とても才能があります。大きなバリトンサックスを持っているのは小さなパトリース、13歳です。赤いシャツの新しいテナーマンは12歳のペーターです。一年半前遠くから引っ越して来ました。いつの日にかスイングキッズに入るのを夢見て。それからアンドリン、次はこれまた新しいテナー奏者のジルです。12歳でセベリンの弟です。サックスはまだ2年しか吹いていません。それからオリーマ、ジェローム、ベースは新しいダリオ、15歳、バンドの最年長です。一番右はセベリンです。

明日日曜日は知り合いの弦楽四重奏が近くでコンサートをやります。古いタンゴの曲をモダンにアレンジしたもので第一バイオリンはブエノスアイレスのLeronardo Ferreyra、レオナルド・フェレイラで素晴らしく情熱のこもった演奏をします。惚れ惚れします。彼のお父さんも有名なタンゴのバイオリン弾きでした。ですからレオナルドは子供の頃からタンゴバンドで演奏しています。日本にも何回も行ったそうです。20歳の頃日本に行った時当時日本で有名だった台湾出身の女性歌手の恋人だったと話してくれました。

後の3人はスイス人なんですがみんなレオナルドの影響を受けて情熱のたっぷりこもった演奏をします。僕はこのグループが大好きなんです。本当に魂の奥深くに響きます。教会でやるとオーケストラのような音に聴こえます。

ブエノスアイレスで彼らがレコーディングしているスタジオに顔を出したことがあります。

それから火曜日にはノルウェーで子供たちにジャズを教えている先生がスイングキッズの練習を見に来ます。僕がどうやって子供たちに教えているか興味あるらしいんです。会った事はないんですが。

「どうやって教えているんですか?」としょっちゅう訊かれます。そう簡単に言葉では説明出来ないですよね。僕は自分では何も特別なことをやっているとは思っていないんです。全て僕の音楽家としての経験で自然にやっている訳ですから他の人には同じ事は出来ないと思います。人それぞれ経験や能力が違いますから。普通の人たちはずうっと先生について大学まで勉強して「これをやりなさい」と言われてそれをやって来たので僕のように全て独学でありとあらゆることを試しながら自分の道を進んで来た人間とはちょっと違うんですね。ですから一つのことを教えるにも僕の場合は何枚かカードを持っていてその時の状況に合ったものを使えるという利点があります。

子供を教えるのは自分が演奏するよりもっと難しいです。ですから生半可な演奏のレベルでは本当の音楽のやりかたを子供に教えることは出来ないと思います。いつも言うんですけど技術のレベルを言っているのではありません。音楽の本質を言っている訳です。

2014年2月10日

観光博で演奏して来ました。いっぱい人がいてとても楽しかったです。日本から芸子さんが3人わざわざスイスまで飛んで小唄とか三味線、踊りなどを披露していました。全くのトンボ帰りで一日も観光が出来なかったそうです。気の毒です。すごい日本的ですね。

寿司コーナーとかあって大変な人気でした。今年は日本がホスト国ということで日本コーナーはいっぱいの人でした。ベルンの大使館から若い人が3人お世話しに来ていました。みなさんとても気さくな人たちで外交官とか公務員という感じがしないくらいでした。

いつものように滝廉太郎の「花」やったんですが何人かの日本女性にも飛び入りで勇敢に歌って頂きました。楽しかったです。一緒に歌って下さい、と頼むとき多分尻込みするんではないかと思ったんですが「ああ、やりましょう」と気楽に受けてくれて驚いた程です。一番の歌詞を3回続けて歌いました。スイス人は誰も気が付かないし2番、3番と歌ってもどっちみち誰も意味が分からないんだから、と一番の歌詞だけ歌った訳です。一番は殆どの人が知っていますが2番、3番となると普通うろ覚えですものね。

今週末は演奏がありませんが来週末は2回入っています。それで2月は終わりですが3月は一日から演奏があります。メンバーが新しいのでどんどん一緒に演奏するのは重要です。練習よりやはり本番の方がいいです。

ファーストトランペットのメリーナ、ガンバっています、小さな細い体で。ファーストトランペットって本当に大変なんですよ。高くて力強い音でバンド全体をリードしなければならないんです。音域も高いので誰もが出来るという訳ではないんです。サンドロ、ジェシカ、と素晴らしいリード奏者の後を若干12歳のメリーなが受け継ぎました。楽しみです。

2014年2月8日

リハーサルの休憩時間にいつも何人かが輪になって遊んでいます。とても微笑ましい光景です。やはりメンバーがかなり若くなったからでしょうね。でも大きい子供たちも小さい子たちの相手をしてやっています。それが素晴らしいと思うんです。とにかく一緒にいる時はこころから楽しい時間を過ごして欲しいです。

昨日初代ドラマーのマーセルと一緒に昼ご飯を食べました。今大学で経済を勉強していますが4、5日前に電話をして来て久しぶりに会って話でもしようと言うんです。それで会って来ました。彼の為に書いた「Marcel, the Drummer」という曲があります。未だにこの曲をやっているだよ、と言ったら喜んでいました。この曲はラジオでも時々流れていて毎年著作権料が入って来るんです。国営放送のジャズ部門の人たちもかなり気に入っているんでしょうね。

昨日しみじみと言っていました、「最近やっとスイングキッズと一緒にやった体験がどんなに素晴らしくて価値ある物か理解出来るようになったよ」と。「だって世界に二つとないバンドだものね」とも。

そうですね、これ程世界中を飛び回っている子供のジャズバンドなんてないですものね。30万キロ以上世界を回って、それも親の負担は一切なしで自分たちの演奏で稼ぐギャラで全ての出費をカバーするなんて子供のバンドでは考えられないことですものね。

また初代のファーストトランペットのサンドロも一昨日家に来て言っていました、「どんな素晴らしい経験をしたか今考えたら信じられないくらいだよ、他の子供たちにとっても夢の夢だものね。だって子供のころ楽器を持って世界中を旅していっぱいコンサートをして、大きな拍手をもらって。それにたくさんの人との繋がりを得て、こんな事って本当に夢のようだよ」と。

彼は我が家のすぐ近くで仕事をしているのでしょっちゅう夕方仕事を終えてから顔を出します。ご飯時ならいつも一緒に食べます。まるで家族の一員のようです。この子については腹を抱えて笑うエピソードがいっぱいあります。何かの機会に発表したいと思います。いつも明るくて楽しくて、素晴らしい正確をしています。我が家の次男のファビアンと大の仲良しです、年齢は10歳くらい違うのですが。将来のこととかいつもファビアンにアドバイスを受けています。

僕はたくさんの教え子と未だに近い関係にあります。教え子というのは日本流の言い方なんです。こちらでは卒業したらお互い人間同士として同じレベルに立って付き合いをします。それが僕は素晴らしいと思っています。師弟関係というと何だかいつまで経っても自分の方が上のような感じでしょう、それは嫌ですね。

 

 

2014年2月6日

「現代のベートーベン詐欺事件」参りましたね。そんな人間が存在するとは。まあ、一種の病気でしょうね。しかしはめられた回りにも責任はありますよね。マスコミも何でもすぐ大げさに報道するので増々勢いを付けるし、彼らにも責任があると思います。

しかし最近詐欺師が多いですね。特にひどいのは日本の二大都市東京と大阪の首長がその類ですものね。ああいう偽物が見抜けない国民にも疑問を感じますね。日本の恥ですよ。大阪市長、あの人は口だけの人ですね。悪く言えば詐欺師です。人間としての資質はかなり低いですね。自分に本当に自信があればああいう風な言動を取る必要はないんです。中身があれば黙っていても人は付いて来るものです。中身がないのを自分で知っているから大きなことを言わねばならないんですよね。可哀想な人間です。

猪瀬さんも情けない人間ですね。あれで日本の首都の長になれるんですからね。何か世の中間違っていないでしょうか。石原さんも20年間も隠し子を持っていて、ひどいのは子供に会ったこともないということです。自分の地位を守る為に我が子をも犠牲にするような冷徹人間が有名な政治家でしょう、世の中間違っていないですか?

石原、橋下、猪瀬、平素大きなことをいう人たちは中身のない小さな人間だという証明ですね。

阿部総理も福島はコントロールされている、とか世界に嘘ついて。オリンピックを東京に持って来るなんて今の状況を考えれば不可能なことです。7年の内に何も起こらない率より何か起こる率の方が高いと思いませんか?福島原発もこれからもっと収集のつかない状態になるかも知れません。東京オリンピックが幻に終るという確率もかなり高いです。世界にとっては大迷惑ですよね。

2014年2月4日

休み明けリハーサルがありました。かなりいいです。段々とパワーが増しています。日曜日は観光博で演奏します。

最近プロ野球の未成年の選手が飲酒かタバコか忘れましたが見つかって問題になった、という記事が新聞にありましたね。ダルビッシュが入団した時もタバコを吸って謹慎になったこともありますよね。また時々高校の野球部員が飲酒とか喫煙でチームが出場停止とかの処分を受けたりしていますよね。

何かクソ面白くない日本になってしまいましたね。若者が興味半分酒やタバコを試すのはごく自然なことです。誰に迷惑がかかることもないでしょう。大人がやっていて未成年にやるなという事自体本来おかしな話ではないですか。酒やタバコが体に良くないことは分かっていながら法律で許す、その事自体がもうおかしいでしょう。個人のギャンブルはダメだけど国の収入になるのならいい、と言って競輪、競艇、競馬などで賭けをすることを許しています。こんないい加減なことがあるんでしょうか?競輪や競馬で財産を潰す人はかなりいると聞いています。そんなの個人の勝手というなら個人の賭博も許可すればいいではないですか。法律なんて適当に都合のいいように作っているんです。江戸時代は敵討ちなら人殺しも許されていたんです。今では考えられないことです。このように人の思考、世間の常識などというものはころころ変わって行くものです。だから既成の概念に囚われない方がいいと思うんですが。

飲酒運転で教員が首になるとか、外国では考えられないことです。教員がダメで会社員はいい、というのはどういう発想から来るんでしょうかね。それこそ不公平ではないですか。

僕の親父は酒は飲めなかったですがタバコは吸っていました。それで僕に時々言っていました、「タバコは体にいいことはないから出来たら吸わない方がいいぞ」と。それなら何でタバコをやめて自分の子供に見本を見せることが出来ないんでしょうか。普段は大きなことを言っていても意思が弱いんです、そんな人間は。

僕は酒とかタバコとか全然興味がなかったので試しもしませんでしたが、中学3年くらいからパチンコ屋に入ったり車やオートバイを乗り回していました。一度大きなバイクを運転して国道2号線で白バイに捕まったことがあります。住所とか訊かれましたけど後何も来なかったです。警察官が親切な人で「危ないから押して家まで帰りなさい」と言ってくれました。もちろん乗って帰りましたけど。僕はやりたいことは何でもやりますよ、今でも。人に迷惑にならなければ常識とか法律とかくそくらえです。誰も人に迷惑をかけなければ警察とか軍隊とか必要ないですものね。すごい予算が節約出来ますよ。

我が家の3人の子供たちは33、31、29歳ですがみんな酒もタバコもやらないんです。僕は彼らが若い頃「そんなことはするな」とか一言も言わなかったですよ。まあ、そう言って素直に従うような子は大して物にはならないでしょうけどね。彼らはブレイクダンスをやっていてそれで酒もタバコもやらないんです。ブレイクダンスの世界には酒やタバコなどは絶対やらないという暗黙のルールがあるんです。そういう悪いと分かっていながらそれでもやっている社会に対する抗議なんです。でもそれ位の強い意思がなければブレイクダンスで高いレベルに達することは出来ません。これ程厳しい鍛錬を要するスポーツとかダンスはないですから。

僕はタバコは一回も試したことはないんですが、酒は20台後半からやっています。でも今回クリスマスで子供たちが全員集まって一緒に食事をしたりする時に考えましたね。子供たちに見習って自分も酒をやめようかと。

良い事は子供からでも素直に習うという姿勢を見せた方がいいんではないかと思うんです。家内にはまだ話していないですが多分、そこまでしなくていいでしょう、と言うんではないですかね。

でも子供を持って本当にいっぱい勉強出来るんですよね。



2014年2月2日 

一週間休みでした。スイスではスキーは国民的スポーツですからみんな家族でスキー休暇が取れるよう学校を休みにします。スイスの学校は年間13週間休みがあります。先生は丸々休みです、登校日とかないですから。それで学校の先生になりたいという若者がかなりいます。企業だと4、5週間ですものね。それでも日本よりはうんといいですが。 

冬場1月から3月終わりにかけては演奏は月に2、3回程度なのでかなりゆっくり出来ます。新年にメンバー入れ替えがあるので新しい子は比較的ゆっくりレパートリーを練習で来ます。何しろ60曲以上ありますから大変ですね、小さい子供たちには。 

今年はスイス日本国交150周年記念で各地で記念イベントが行われています。スイングキッズも4、5回関係したイベントに出演します。次は観光博でやります。日本が今年はゲスト国なんです。そのステージでやります。

2014年1月24日

火曜日新しいメンバーで初めて演奏に行って来ました。今年は13人編成でスタートしました。いつもよりちょっと少ないですね。それにそのうち6人が新しい子たちです。こんなにたくさん入れ替わったのは今までになかったかも知れません。でも新しく入って来た子供たちはみんな才能があります。その点出て行った子供たちより優れているのでバンドは前より良くなることは保証出来ます。夏くらいには以前のレベルを超える程になると思います。13人なのでもう1、2人都合によっては加えてもいいと考えています。平均年齢は12歳になりました。可愛いです。

まだ5回一緒に練習しただけですが音は力強いです。昨年のバンドと殆ど違いを感じさせないパワーがあります。メリーナがリードトランペットでバンドを引っ張って行っています。この3週間でものすごく力強くなりました。12歳でリードトランペットを吹くのはバンドの歴史の中で初めてです。ジェシカは13歳でリードを受け持つようになりました。メリーナはまだ小さいし細いのでこれからどんどん力強くなって行くことは間違いありません。この先が本当に楽しみです。昨年のバンドと比べて劣るのは新しい子のアドリブ能力です。これは経験を必要とするので夏、秋には同じくらいのレベルに達するでしょう。

火曜日の演奏はスイス・日本国交150周年記念のシンポジュームでした。チューリヒ大学が主催した物で日本大使や外交関係、経済界からのゲストがスピーチしました。その間にキッズが演奏しました。みんな小さなキッズの演奏に本当に驚いていました。あの小さい子供たちからあのパワーは想像出来ないですから。それにアンドリン、メリーナ、ソフィー等のアドリブを聴くとどうしても「うわー」となりますよね。ところでソフィー、10月に日本に行った時よりアドリブが格段に上手くなりました。本当に何事も経験ですね。

バンドのパワーは僕流のやり方で鍛えています。鍛えるというと大げさですが、とにかくどうしたらバンドのパワーが出るか分かり易く説明してやります。それにいつも言うのは大きい音と強い音の違いです。音が大きいばかりのはただうるさいだけです。パワーがあるように錯覚するだけです。でも強い音というのは音楽的なパワーを秘めたものです。強いけどうるさくなく効果的、ということですね。これもただこの練習だけでも効果は現れないんですよね。大変大事な「表現」、というものを先ず習得してからでないとどうしても音が大きくなるだけです。全ては相互作用しているので初心者の頃から正しい表現方法を習わないとだめですね。ですから他の先生のところで最初に習ったサックスの子供たちは音楽的パワーのある演奏が出来るまで時間がかかります。トランペットとトロンボーンは僕が最初から大切な基礎は全部やらしているので問題はないのですが。

最近はサックスも教えているというのはこういう事情にもよるのです。他の先生のところではある程度演奏出来るまで時間がかかり過ぎるのです。14、5歳でスイングキッズに入って来てももう遅いですからね。新しく入ったテナーのジルは僕のところで始めて2年になります。今12歳です。ちょっと才能があって本当にやる気があればサックスなら1年もすれば十分スイングキッズの中に入って一緒に出来るレベルにしてやる事は出来ますね。もちろんやる気があればの話ですが。音楽はリズムと音程、表現、この3つですから初心者の頃からこれらを平行して練習すれば必ずかなり良いレベルに速く到達します。

また、どうでもいい話になってしまいました。ごめんなさい。

来週は冬のスポーツ休みといってかなりの家族がスキー休暇に行きます。従ってバンドの練習もありません。 次は2月の初め「観光博」で演奏します。今年は日本がゲスト国でそれでキッズが人集めに出演します、地元ですから。

 

2014年1月17日

今週の初め例の車の通関を済ませました。一旦ドイツに出てUターンして検問所のスイス側で手続きを始めました。かなりややこしかったです。係官や事務の人たちも人それぞれ知識が違うんですね。個人輸入というのは余りないからです。前回、赤いランドローバーを輸入した時はすんなり行ったんです。ドイツからの書類が足りなかったのですがドイツの係官の人がとても親切でわざわざスイス側まで一緒に来てくれて「我々の方としては問題ないですから」とスイスの係官の人に言ってくれたんです。それで最初は渋っていたスイス人も何とかやってくれました。

しかし今回はいろいろありました。余り長くなるのでここでは書きませんがまあ、たらい回しのような感じで2時間もかかってしまいました。車を乗用車として登録出来るか又はトラックとして登録するかでかなり議論があったんです。まあ、何とか無事通関をしてスイス籍にはなりましたがまだ有効なドイツナンバーが付いているのでスイスのナンバーを取るまでそれで自由に乗れます。来週修理工場に持って行って点検、必要なら修理改造をしてもらってそこの人が車体検査に持って行ってくれます。まあ、何カ所かスイスの車検には厳しいところもあるのでそれらを修正しなければならないので少し時間がかかるでしょうけど急ぎはしないので気長に待ちます。

スイングキッズはこのところ災難続きです。トランペットマルコが足を折って入院、アルトのアンドリンが気管支炎にかかる、と余りぱっとしない話題が続いています。明るい話題と言えば新しく入った小さい子供たちもアドリブを始めて練習では全員がソロを回して乗っています。とても新鮮な雰囲気がみなぎっています。これからどんどん演奏が入って来るので楽しみです。みんなステージの演奏をこなして鍛えられて行くんです。

最近の練習風景は以前とかなり違います。ここ数年感はバンドのレベルが安定していたので基本的なことは殆ど何も言わなかったのですが今は久しぶりに小さい子がたくさんいるので練習の時に大切な基本を繰り返して教えなければなりません。必然的に力が入りますね。一番大切なのは体中で楽器を吹く事です。自分が持っているエネルギーをどれだけ有効に使うか、これは何をするにも一番大事な基本です。特に子供はパワーが大人の様にないですから余計にエネルギーを上手く使わねばなりません。それに音楽に大切な音程とかリズムとか必要最低限のことは厳しく要求します。それが出来なければ音楽にならないですから。

でも日本の様にスパルタ式でやっているのではないですよ。練習もコンサートも音楽はいつも楽しくなくてはなりません。そして厳しく言う時も「これはね、今上手く演奏する為にだけやっているんではないんだよ、君らが大人になっても一生涯役に立つ財産なんだから」と説明しています。子供なりに理解してみんな頑張っています。次の日本ツアーは今まで以上のレベルで演奏を聴いて頂けると思います。もちろん技術のレベル向上を重要視しているのではないですよ。まあ、楽しみにしていて下さい。

 

2014年1月12日

今日もまた春のような感じです。どうなっているんですかね。スキー場を経営している人たちにとっては深刻な問題です。スキーの好きな人も今は普通より高いところに行かねばならず距離的にも遠くなりなかなか行きづらいでしょうね。

先週の木曜日に新しいトランペットのマルコがトランポリンで遊んでいて太ももの骨を折りました。その日の夜には手術されて月曜日にはもう家に帰って来れるそうです。昨日メリーなを連れて見舞いに行って来ました。とても元気な様子でした。元々とても明るく芯の強い子なので心配は要りません。

今日は久しぶりに何もない日曜日でゆっくりしています。何もないことはないのですが時には仕事を忘れてリラックスせねばなりません。日課でやっている、ある曲をひとつ全てのキーでやるのは今日はちょっと長めにやりました。これは頭の体操という感じです。使う楽器はその時によってまちまちです。トランペットで吹いたり、サックスやトロンボーンを使ったり、またはピアノで弾いたりしています。時には途中で持ち替えたりします。頭の中で全てのキーに移調するのは難しそうに感じますがこれも全て慣れの問題です。もちろん全てのキーの音階が出来るというのが前提ですが。これは耳の訓練にも非常にいいんです。演奏の音程が良くなります。そして便利なのは誰かと一緒にやる時にどんな曲でもどんな高さでも演奏で来ます。いちいち楽譜に書いたりしなくていいので便利です。

専門的になるんですけど我々が今使っている音程は平均率と言って音の高さを数学的に平均に割って音を設定しています。これは約250年前にバッハが発案したものらしいです。それまでは自然音を基本にした自然律でやっていたらしいですね。これは音程が平均ではないので演奏出来るキー(調子)が凄く限られているんですね。しかし純粋なハーモニーが出て人間の耳には今の平均率よりもっと美しく自然に聴こえます。よく調律した平均率のピアノでも時に音痴に聴こえたりするのは人間の耳は自然律が美しく聴こえるように出来ているからです。

みなさんにはどうでもいいことを書いてしまいましたね。ごめんなさい。

夜はオーストリアとの国境の町に友人に会いに行きました。ドイツに住んでいるイタリア人です。僕の友達というより我が家の子供たちの友達なんですが僕も友達のように付き合っています。思っている事は何でも言える本当に気を許せる人物です。30歳です。マッシモと言うんですがお父さんはイタリアのシシリー島の出身ですがマッシモはドイツ生まれドイツ育ちです。実を言うとアイスランド用に買ったランドローバーはまだ彼名義でドイツナンバーなんです。買った時の状態が悪くスイスで車検を通すのが難しいだろうということで先ずはドイツナンバーを取得したんです。でも外国ナンバーをスイスにいつまでも置いておくことが出来ないので明日スイスに輸入します。それにはドイツで買ったという証明が必要なんです。それで売買契約書、領収書にサインをしてもらいました。

この車のストーリーはスリル満点、抱腹絶倒、犯罪的、コメディー映画のようです。いつかみなさんに紹介したいと思っています。次の目標はスイスナンバーの取得です。それで目出たし、目出たしですがすんなりは行かないかも知れませんね。とにかくストーリーを作る車ですから。

 

2014年1月9日

やることが山と積っていてこの日記帳も更新の間隔が最近延びています。申し訳ありません。

最近やけに暖かい日が続いています。10度前後です。一月という感じは全然しないです。まあ、また極端に寒くなることになるかも知れませんがいまはこのぬるま湯のような冬をみんな楽しんでいます。

スイングキッズはいよいよ新しいメンバーで活動を始めました。すごく若返って11年前にバンドをスタートした頃のような感じです。でもレベルはもちろん雲泥の差ですが。新しく入って来た子供たちはレパートリーが大きいので大変ですがよく頑張っています。冬場はそんなに演奏回数はないので彼らもかなりゆっくり時間をかけてアレンジを練習出来ます。

スイスと日本の国交が始まって今年で150年になるそうです。それで両国でいくつもの記念イベントとか式典があります。1月12日にチューリヒ大学が主催する記念シンポジウムが開かれそこでスイングキッズも演奏をします。スイス在住の日本大使を初めとする外交関係者、政治家、それから経済界の人たち等がたくさん参加してたくさんのスピーチがあるそうです。その合間の息抜きにスイングキッズが演奏する訳です。話ばかりでは退屈ですからね。子供たちは学校が休みになるので喜んでいますが。

今年もいくつかのプロジェクトが待ち構えています。普通のコンサートだとただ行って演奏するだけなのでいいんですが誰かと一緒にやるようなプロジェクトでは先ず編曲の仕事が僕のところに来ます。これは厄介です、音楽を書くのは好きなんですが何しろ時間がかかりますからね。平生からもう時間が足りなくて困っているのにその上にこれが付け足される訳です。もうやけくそです。なる様になれ!こんな感じですね。冬3回大きなクリスマスコンサートをやります。これは州の子供たちを120人くらい集めて大合唱団を即席で編成してスイングキッズと一緒にやる、という企画です。これからぼちぼち新聞広告や記事で子供たちの募集をします。僕は編曲を書いて夏までに録音をして練習用のCDを製作しなければなりません。夏休みが終ったら参加者にCDを配って練習をしてもらいます。それから3、4回秋の終わり頃集まって一緒にリハーサルをやる、という予定です。コンサートまでにCDも製作してコンサートで売る予定です。これはチャリティーコンサートで経済的に恵まれない家庭の子供たちを支援する組織の為にやります。この組織には以前は単独コンサートをやっていましたが次回はもっと大掛かりにやろうということでたくさんの子供たちを公募してコンサートをやるというアイデアを僕の方から出したんです。120人の子供が出演すればその家族や友人たちとかかなりの数の入場者を期待出来ますから。それに大勢がやればコンサート前まで口コミの宣伝が無料で出来ますしね。これから少しずつ編曲のアイデアを練って行こうかと思っています。コンサート全体も構成も考えねばなりませんからそれも編曲に影響して来るんです。

他にも音楽を書くプロジェクトが2つあります。時間もないのに金にならない仕事ばかり引き受けて自分ながらどうしようもないなあ、と思いますが。老骨にむち打つ、とは僕の為にある言葉かも知れませんね。でも大勢でぱーっと感動の瞬間を味会うのは素晴らしいんで、それで引き受けてしまうんですよね。人生にはお金で買えないものがいっぱいありますから。

2014年1月5日

昨日は今年初めてリハーサルをしました。最後一緒にやったのは12月19日でした。かなり長い休みでしたがそれを感じさせないサウンドを出していてびっくりしました。今日はコンサートがありました。一時間半程休憩なしでぶっ飛ばしました。久しぶりにたくさんの人たちの前でやったのでいつもよりもっと楽しい感じでした。僕もいろいろ面白いことを話して今日はお客さんと一緒によく笑いました。最後はスタンディングオーベーションで気持ちよかったです。時間が殆どなかったのでアンコールは2曲だけしましたが。会場の雰囲気から言えば延々と続けても良かった感じでしたが後食事とかあったので長く出来ませんでした。でも本当に楽しかったです。

次は21日に日本スイス国交150周年記念のシンポジウムでやります。日本の大使とか外交、政治経済の大物がたくさん参加してしゃべるそうです。彼らはしゃべるのは好きですからね。もうちょっと聞く側の気持ちを考えて話してくれればいいんですが。まあ、内容はどうでもいいんですが聴いていて退屈しないように話して欲しいですね。話の内容よりもその人の中身の内容の方が興味ありますけど。話はいくらでもきれいごとを並べられますからね。

実は今日のコンサートは昨年のメンバー編成の最後のコンサートだったんです。これから何人もの新しい子が入って新生のバンドがスタートします。かなり若返ります。先がとても楽しみです。

スイスは今暖かいです。最高気温が6度とか7度まで上がります。ちょっと異常ですね。まあ、寒いのが嫌いな人にはいいですが。僕はどっちでもいいです。寒いのも冬らしくていい感じがしますね。しかし昔と比べて四季の違いが曖昧になったのではないかと思うんですけど。気のせいでしょうかね。

いよいよ明日からは学校です。子供たち、可哀想です。いやな科目を無理矢理やらされてね。どうせ一生使わないだろうし、すぐ忘れるのに意味ないです。みんなが同じ教材をやるというのはどんな考えから来ているんでしょうか?みんなが同じ職業をやるというのなら理解出来ますが、そんなこと不可能ですものね。僕が子供の頃のことを考えても殆ど忘れているし使ったことがないものが90%くらいではないでしょうか。随分と無駄をしていますね。

歴史の中で最高の発明王はエジソンですが彼は小学校1年生を最初の3ヶ月しか行っていないんです。それ以上は学校というものに行っていないのです。それでも千以上の特許件を持っていたらしいですからね。学校で知識を詰め込む訓練を受けると頭ががちがちになって創造性が乏しい人間になってしまうんではないでしょうか。元来世界を動かして来た人たちは秀才派より落ちこぼれ派が多いんです。そういう人間の方が本来は強いんですね。

 

2014年1月3日

明けましておめでとうございます。2014年も宜しくお願いします。

ドイツへ行った後スイス国内を何日か回って来ました。かなり家を空けていたので帰ったら仕事が山のようです。困ったものです。前に書いたかも知れませんが昔の生徒を訪ねてジュネーブまで行って来ました。今31歳で弁護士として働いています。ドイツ語が母国語の彼がフランス語で弁護士をするのは大変だと思いますがよく頑張っています。一緒に住んでいる彼女がジュネーブ出身なのでそこにいるのですが彼女は大学でドイツ語を習って今ジュネーブの中学校でドイツ語と英語を教えています。フランス語が母国語の彼女がドイツ語で仕事をしているのは彼と丁度反対で面白いです。来年の6月に結婚するそうです。知り合ってからもう7、8年になるんです。彼がジュネーブの大学で一年間フランス語で法律を勉強していた時に知り合ったそうです。その頃二人に会ったことがあります。二人とも誠実なので長続きすると感じていました。嬉しい限りです。

以前は生徒でしたが今はもう完全に友達として付き合っています。年の差は30歳以上ですが。5年生の時に僕のところに来た時はとても静かで余りしゃべらなかったんですがとてもいい子でした。スイングキッズの前のバンドのジャンピング・アプルス(飛び跳ねるリンゴ)でトロンボーンを吹いていました。初めてアドリブのやり方を教えた3、4日後にコンサートがありステージで腕を引っ張って前に出して無理矢理ソロをやらせたことがあります。楽しい思い出です。

ジュネーブに行く前にローザンヌの知り合いのイラン人の家族に会って来ました。とても心通じる人たちです。

それからジュネーブの後はルツェルーンの友達の家で大晦日を祝いました。旦那さんは若い頃バチカンのスイスの護衛兵として2年間いたことがあります。法王を守るためにスイスがもう何百年も前からやっている長い伝統を持っています。ここには吹奏楽もあり彼がいた頃レコードも録音しています。まあ、大したレベルではないですが。

その時代に奥さんが教育大学の家庭科の修学旅行でローマに行って知り合ったんです。僕の家内は彼女の同級生でその時一緒に行っています。その彼のお兄さんがもう30年以上アルゼンチンのブエノスアイレスに住んでいてその人がスイングキッズをアルゼンチンに招いてくれたのが南米を回るようになったきっかけなんです。人の繋がりって本当に興味深いですよね。5月にアルゼンチンに行きます。これで3度目です。

どんどん人の輪が広がって行きます。

 

2013年12月29日

ちょっとご無沙汰しました。2、3日家を出ていましたので。

2日間北ドイツに行って来ました。前に書きましたが京都の青木えりかちゃんが11月からドイツに留学しています。まあ、その様子を見に行った訳です。ここから600Km以上あります。ボーデン湖沿いにオーストリアを通ってドイツの南端から北に向けてドイツのど真ん中を上がって行きます。スピードの出る三菱で行けば楽なのですがやはり愛車のランドローバーで行きました。時速110Km、時に120Kmでしか走れないので速度制限のないドイツの高速道路では他の車の邪魔になるような感じです。大型トラックは時速100Kmまでなのでそれを追い抜く時に気を使います。後ろから来ている車がまだ遠いと見えても時に時速200Km以上で来ていたりするのであっという間です。ランドローバーの出足では危ないです。時速100Kmで走っているトラックを抜くのに最低でも120Km出して素早く抜かねばなりません。130Km出すと分解しそうな音がするのですぐやめます。三菱なら180は出るので問題はないですが。どっちみちドイツの高速道路は危ないです。制限速度なしをやめてせいぜい最高時速160Kmくらいにすればいいと思うのですがいい車を持っている人たちには物足りないんでしょうね。ドイツは自動車王国ですから自動車業界が政治にもかなり幅を利かせているのでしょう。いくら性能の良い車を作ってもその性能が生かせなければ価値ないですものね。

ところでえりかちゃん元気に楽しくしていました。とても親切なホストファミリーのところでもうすっかり家族の一員になっています。今は小学校5年生から高校3年か大学1年くらいまでの年齢の子供たちが通っている学校に行っています。どの授業に出るか自分で決められるそうで本当に自由にやっているらしいです。彼女は日本ではもう大学生なのでちゃんと大人として扱ってくれて授業のない時は教員室にいていいらしいです。

ドイツの学校はどこも昼1時までなので毎日時間はたっぷりあると言っていました。それから彼女は習字の達人で早速習字教室を週2回開いているそうです。15人も生徒がいるとのことでたくさん日本語とか日本の文化に興味を持っている若い人たちがいるんですね。バレーボールのクラブにも入っているらしいです。本当にドイツでの新しい生活を思う存分楽しんでいます。彼女自身とても明るくて素直な性格なのでどこに行ってもみんなに好かれるんですね。ホストファミリーの両親も本当に喜んでいます。

2013年12月24日

今日はクリスマスの前夜祭です。みんな家で一緒に食事をしてプレゼント交換したり、小さな子供がいる家庭はクリスマスの歌を歌ったりします。我が家の子供たちはもう3人とも30歳前後なので一緒に歌と歌ったりとかはしません。彼らが小さい頃は歌ったり演奏したりしていましたが。90年代にはファミリーバンドをやっていました。テレビに何回も出たりCDを製作したり、コンサートにいろいろなところに出かけたり、かなり有名でしたね。

昨日長男がベルリンから帰って来ました。ここ2年間「Flying Bach」というブレイクダンスとバッハのピアノ音楽を一緒にしたダンス劇で世界ツアーをしていて前回家に帰ったのはやはりクリスマスの時で一年振りに帰って来ました。来年は新しいプロジェクトがスタートするそうで先ずはベルリンで3月21日に初演があるとのことです。

 「Flying Bach」は世界中で大センセーションを巻き起こしたのでベニーの代役を入れて世界ツアーを続けています。新しいプロジェクトはもう8月から準備に取りかかっています。週6日毎日8時間練習をやって来たそうです。今度はマジックとブレイクダンスを噛み合わせたものでステージのセッティングもすごく大掛かりなものだそうです。昨年日本では東京文化村のオーチャードホールと大阪の中央公会堂でやったのですが次のショーではステージが小さ過ぎるかも知れませんね。ベルリンの初演は4千人入る大きなホールでやるらしいです。その翌日スイングキッズが同じくドイツのフランクフルトで演奏があるので僕はその初演に行けるか行けないかまだはっきりしていません。家内は絶対行きますが。飛行機で飛べばすぐなので。僕はまあ、行けなくても6月に南ドイツに来るらしいのでその時に行けます。

ベニーは5歳でトランペットを始めて13歳の頃には僕の代わりにオーケストラに仕事に行く程天才、怪物と言われていました。それが今では世界で一番有名なブレイクダンサーとして飛び回っています。20歳の頃から世界中のブレイクダンサーの目標だったくらいなので今ではもう伝説になっています。まだ33歳ですが。ドイツではいろいろなコマーシャルに出たりしています。最近はオーストリア航空のビジネスクラスのコマーシャルが世界中で流れているとのことです。僕はテレビを一切観ないのでインターネットで観ただけですが。ここ2、3年自分でテレビのスイッチを入れたことはないです。家内も最近殆ど観ないので、テレビはもう捨てよう、と言っています。

日本ツアーに一緒に来た次男のファビアンは映像の仕事をしていて2年前に自分が初めて製作した映画が、2、3の映画祭で賞を取っています。もうすぐスイングキッズのドキュメンタリー映画が出来上がり来年のチューリヒかロカルノの映画祭で一般公開が始まると思います。ここ数年いろいろなツアーに同行して子供たちの様子を撮って来ました。

2013年12月23日

もうすぐクリスマスです。理解出来ないのは日本でクリスマスを祝うということです。クリスマスが何を意味するのか知らない人が殆どなのでしょうか?クリスマスはキリストの生誕を祝うものです。日本は神道と仏教の国ですから他の宗教の祭りごとを一緒になって祝っていることになります。これは他の国では到底理解出来ないことです。もしイスラム教の人がクリスマスを一緒になって祝っていたらそれこそ死刑ものです。

バレンタインデー、ハロウィンなどもそうですね。本来日本とは全く関係のないものです。戦後欧米のものは全て日本のものより優れている、何でも真似しようという風潮がありそれが今も続いているのでしょうか。とにかく日本人はおめでたいです。もっと歴史を振り返って日本という国家を造り上げてくれた大人物を感謝の念を持って祝った方が現実的だと思うのですが。ごめんなさい、大人物だけではないです、今まで生きて来た全ての人々のお陰ですよね、我々がこうして今生きていけるのは。

ヨーロッパではキリスト教から離れる人が年々増加していて経営に苦しいところが多くなっています。古い教会なども修理修復するお金がない市町村がいっぱいあります。日曜日に教会に行く人たちも年々少なくなっています。若い世代の殆どは全然興味を持っていません。牧師になりたい若い人も殆どいないと言っていいくらいでスイスでは牧師の不足が深刻化しています。たくさんのドイツ人の牧師やオルガン奏者がスイスで働いています。ドイツではキリスト教は深刻な財政難に悩まされていて牧師やオルガン奏者の多くが職を求めてスイスに来ています。科学が発達した今の世の中では「神様が」と言ってもその存在が何らかの納得出来る形で証明出来ない限り人はもう信じなくなりました。子供の頃「神を信じる」ということを教えられても大きくなって現実の世界を見ればそれが信じられなくなるのが当然ではないでしょうか。宗教というものは少数の人たちが権力を振るうのに都合良くでっち上げられたものです。

 

2013年12月20日

今日から休みに入りました。家内が学校時代の友達を訪ねてタイに出発したので今日は一人でゆっくりしました。仕事もないし誰も邪魔する者もいないし久しぶりに開放感を思う存分味わっています。長男のベニーは昨日スイスに帰って来ましたが次男と長女がチューリヒで明日までショーをやっているのでそこでぶらぶらしていてまだ家には帰って来ていません。明後日あたりみんな一緒に家に帰って来るらしいです。

今日数年前までスイングキッズでベースを弾いていたカロルから電話が来ました。彼女はここ2年近くドイツのベルリンで仕事をしています。最初は半年の予定で行ったのですが凄く気に云ってまだ帰りたくないらしいです。今クリスマスの休みで昨日帰って来たそうです。それで一緒に食事でもしながら話でもしようよ、と電話をかけて来ました。彼女は日本ツアーは2、3回やっています。元スイングキッズから何年経っても連絡が来るのは本当に嬉しいです。やっぱり彼らも年を取るに従って自分たちがどんな素晴らしいことを体験して来たか理解するんですよね。やっている最中はまだ子供だしそれが当たり前のように思うんでしょうけど、大きくなると自分は信じられないようなことをやって来た、と思うようになるんですね。ですから今まで5枚のCDを製作して来て良かったと思います。みんな年を取ってから昔自分たちがやっていた音楽が聴けますから。スイスには国営放送の部門で24時間ジャズを流しているRadio Swiss Jazzという局があります。そこではよくスイングキッズの演奏が流れています。バンドを出て数年経つメンバーたちも自分たちが演奏した録音が流れるととても嬉しがっています。そこは子供のバンドの演奏を流すのはスイングキッズだけですから自分が小さい頃の演奏が流れていると誇りに思いますよね。

明日明後日は一月からの新しいトランペットセクションの練習をやります。メリーナがファーストトランペットです。他は日本にも行ったアンナ、11歳のマルコ、10歳のアンニーナです。平均年齢11歳にも満たない凄く若いセクションです。こんなに若いトランペットセクションは初めてです。でもみんな才能があるので先がとても楽しみです。僕も教え甲斐があります。

2013年12月18日

ここ何週間も霧が多いです。ここはスイスでもかなりな低地で海抜400mちょっとです。600mを超えると霧の上で太陽が出ています。霧が濃いとロマンチックではあるんですが長い間続くとちょっと気が滅入るという人が多いです。まあ、心に太陽を、という感じで生きていかなければなりませんね。明日木曜日今年最後のリハーサルがあります。いままで猛烈に忙しかったのでクリスマスの休みがとても楽しみです。今年は2週間あります。僕はクリスマスが終わるとすぐ北ドイツに2、3日行きます。京都から11月にドイツに来た青木えりかちゃんの様子を見に行きます。彼女は2005年のスイングキッズの日本ツアーの時のホストファミリーの娘さんでした。確か中学2年生だったと思います。それがきっかけでドイツ語に興味を持つ様になって今は大阪大学のドイツ語学科で勉強しています。それでドイツ語をもっと本格的に勉強したいということで一年間のドイツ留学を決心しました。ホストファミリーを探して欲しいという事でドイツの知人を通じて探してもらいました。

今北ドイツの小さな町の高校に通っています。彼女は習字の腕前が相当なので学校で教えるらしいです。素晴らしい文化交流ですよね。

2005年以来スイングキッズは世界を回っていますがそれを通しての人の輪の広がりは想像を超えるものです。これも音楽の偉大さを物語っていると思います。

来年の5月にはまたアルゼンチンに行きます。これは国際青少年音楽際で世界20カ国から700人の若者が集まるとのことです。新しい出会いをとても楽しみにしています。何だか段々と限りなく忙しくなりそうです。もうすぐに新しいCDが出来上がります。これで5枚目です。最近はCDは余り商売にならないらしいですがスイングキッズはスイスでは一番CDを売っているジャズバンドです。国内では一番人気があるバンドです。

2013年12月17日

ここ数日すごく忙しく日記帳も更新出来ませんでした。

土曜日は前に書いたようにコンサート組とテレビ組に分けて行きました。コンサートの最初のセットは僕もステージに上がりました。客産がすごく乗ったので僕もいっぱい面白いことを話したりしてあっという間に時間が経ちました。それから僕はテレビの方に急ぎました。年末の2時間の民族音楽の特別番組でした。この司会をやるのが隣の長男でニコラスといって23歳ですが自分のテレビ番組も持っていて今やスイスで一番有名なエンターテイナーです。専門は民族音楽楽器のハックブレットというのを演奏します。小さい頃からステージに立っていてテレビにしょっちゅう登場していた関係で番組の司会をやるようになりました。僕は彼を赤ちゃんの頃から知っていてもう何回も同じステージに立っています。今回は出演者が260人という大きなものでした。合唱団とか軍楽隊、バンドなどがかなり出演したのでこんな人数になったんです。屋内アイススケート場をセットにしてたくさんの聴衆も入れてにぎやかにやりました。楽屋や待ち合い場所はわいわい、楽しかったです。僕たちはニコラスと一緒に一曲やりました。これは数年前に僕が彼とスイングキッズの共演の為に書いた曲です。その日彼が演奏したのはこれだけでした。司会に追われていたので。子供たちは1時に集合で番組が終ったのは夜の10時過ぎでした。ソフィーなど、時々僕の所に来て「ねえ、いつ家に帰れるの?」と訊いていました。でもみんな楽しい体験をしました。スイングキッズは何回もテレビ出演しましたが今回はみんなテレビは初めての子ばかりでしたね、ベースのベンを除いては。

でもテレビ局のスタッフは小さい子たちが自然に振る舞って体も良く動かしていたのでびっくりしていました。テレビの仕事に行くと毎回スタッフが驚きます、全くプロだと。他の子供たちのグループだとステージ慣れしていないのでどうしてもぎこちなくなるんですね。

演奏の方に残った連中は僕なしで2セット目を楽しくやったらしいです。タマーラが司会をしたと言っていました。

これで今年の演奏は全て終りました。火曜と木曜日に練習をしてそれから1月4日まで休みます。4日軽くリハーサルをして5日にコンサートがあります。クリスマス前後は毎年一切演奏はしません。平生忙しいですからみんなこの時期は家族とゆっくりしなければなりません。スキー休暇に出かける家族もいくつかあるのでどっちみち人が揃わないんです。

 

2013年12月14日

明日は忙しい日になりそうです。午後演奏があり夜はテレビです。演奏は昼の1時から4時くらいまで2セットをやります。それでも10時に会場に行ってステージのセッティングをしなければなりません。11時から人が入って来るそうなんです。テレビの方は1時に入場、午後リハーサル、夜生放映です。ということは午後ぶつかるんで小さい子達もいれて2つのグループを編成しました。テレビ組は今までテレビに出た事がない子供を優先してメンバーを選びました。他の所の午後の演奏は大きい子達が主体です。二人元スイングキッズが助っ人で駆けつけてくれます。便利です。僕は1時からのファーストセットにはいますが次の第2セットは僕なしで子供たちだけで演奏をします。僕はテレビの最終リハーサルにどうしても出なければなりませんから。でもぜんぜん問題ないんですよ、誰かが司会をして誰かが曲をカウントして演奏するんです。そういうことも今までにありました。リハーサルでは時々僕が遅れて来た時など自分たちで演奏しています。

今日はジェロームの前のドラマーだったリンダの初写真展に行って来ました。高校の卒業課題で好きな写真を選びました。大学で言えば卒論という感じです。街中のギャレリーを借りて今日オープニングのパーティーがありました。もちろん若い人たちばかりで僕のような年寄りは肩身が狭かったですね。写真展のテーマは「裸体」というものでもちろん裸の写真ばかりでした。リンダの友達、知り合いがモデルなっていました。こういうところはヨーロッパはさすがに違いますね。「裸?、当たり前じゃない、自然なことでしょう」という感じです。まあ、恥ずかしがる子もいるでしょうが。モデルになった男女はみんな18歳以上だったので問題はないです。リンダのお母さんがいたので「あんたの写真がないね」と言うと笑って「撮らせて、と言うと思ってたんだけど、がっかりね」と言っていました。数年前に兄でこれまたスイングキッズでテナーサックスを吹いていたフラビオが絵の展示会をやった時にはお母さんの裸のデッサンもありました。彼は芸術大学に行きたいと言っています。

 

2013年12月9日 

東京都知事窮地に陥っていますね。可哀想ですけどなんて程度の低い人間なのかと思います。こういう人が日本の首都の長になれる、スイスでは到底想像も及ばぬ政治形態です。彼自身言っていますね、「政治的に素人でした」と。そうではなくそれ以前の問題でしょう。倫理感覚が全然ない人間ですから何をやってもだめでしょうね。メッキはいつかは剥げる、この事実を政治家はみんなもう一度自覚して欲しいです。特に立候補前に。何もやるにも心がなければ本当のものは成し遂げられないということはいつも言われて来たことです。

 

今は東京都ではない、オリンピックでもない、もっともっと大きな問題を日本は抱えているんです。原発という、特に福島、恐ろしい爆弾を抱えています。日本の全財産を投入してでも対処しなければ取り返しのつかないことになりかねません。将来を悲観して生きる必要はないですが癌がかなり進んだ状態だと診断された人間が平気で生きられるでしょうか?国民全体がもっと危機感を持たなければならない気がするんですけど。

 暗い話でごめんなさい。次回からまた楽しい話題を書きます。

  

2013年12月8日 

今日はスイングキッズがスタートした頃のメンバーだったユリアにレストランで会いました。彼女は今22歳で金細工の仕事で指輪やブローチ等を作っています。最近1200万円もする指輪を作ったと言っていました。

 彼女は3年生の時にトランペットを始めたんですが凄く可愛い女の子で、性格もすごく自然で僕のお気に入りの生徒でした。彼女の両親が2005年の日本ツアーに行かせるのを反対してバンドを去りました。本当に可哀想でした。トランペットもすごく上手かったし何と言っても性格が素晴らしいので僕はずうっとバンドに置いておきたかったのですが。でもずうっとコンタクトはあり時々会っているんです。彼女は長距離走をやっています。ハーフマラソンの大会に出ています。25歳になったらフルマラソンを走らせてもらえるらしいです。スイスでは余り若い時にはフルマラソンは体の為に良くないと言われているとのことです。彼女は夕方仕事を終えたら毎日練習に行っています。すごく頑張屋です。将来は日本でマラソンを走りたいと思っているそうです。25歳のイギリス人の彼氏がいて来年は二人で日本を旅行したいと言っていました。彼も有望な長距離選手です、スイスのインターナショナルスクールで先生をしています。オックスフォード大学の出身です。今日は小さいカメラを持っていたのでレストランで彼女を撮りました。15、6歳と言ってもいいくらい若く見えます。でも本人は若く見られるのは嫌らしいです。「時々ね、18歳くらいかって言われるのよ、本当にいやだわー」と言っていました。お化粧もしないでこの美しさですから本物ですね。日本だと美しすぎるランナー、とか言われてもてはやされるでしょうね。

最後に言いました、「私ねぇ、スイングキッズの初代のメンバーだからそれは誇りに思っているわ」と。 

 

2013年12月7日 

スイングキッズがスタートしたのは2002年ですが本格的にあちこちで演奏を始めたのは2005年からです。この年初めての海外ツアー、日本ツアー2005年をやりました。以後日本、アメリカ、南米、ヨーロッパ、合計11回の海外ツアーをしています。演奏した都市はニューヨーク、パリ、ブエノスアイレス、台北、フランクフルト、ミュンヘン、ボストン、もちろん日本の各都市、合計30万キロ以上の旅をしています。こんなに旅した子供のバンドは世界中にないでしょうね。他のバンドが持っていないスイングキッズの特徴は、みんながアドリブ演奏が出来る、

殆どバンドリーダー木元のオリジナルの作曲や編曲を演奏している、8歳から18歳まで年齢層が非常に広い、年間約50回の演奏をこなしている、CDを5枚リリーズしている、ヨーロッパのテレビに10回以上出演している、全ての経費を自分たちの演奏のギャラでカバーしている、いくつもの賞を受賞している、等本当に世界に類のないバンドだと思います。それを人口たった一万人の町の子供のバンドがやっているんですから痛快ですね。ニューヨークの専門家にも夢見るバンドだと認識されています。

 

2013年12月6日 

昨日は首都ベルンに行って来ました。スイングキッズの大ファンの96歳のおばあちゃんが亡くなりその葬式のミサで演奏しました。平日で大きい子は学校から休みを貰うのが面倒なので比較的小さい子を8人連れて行きました。ドラムは8歳の男の子ですがとても才能ある子供です。2、3年したらスイングキッズに上がって来ると思います。トランペットはアンナと11歳のマルコ、来年からスイングキッズのメンバーになります、の二人、トロンボーンはアンナ一人、ベースは9歳の女の子、ドラムの子のお姉ちゃん、サックスは3人、という小さな編成でしたが立派に演奏しました。何と言っても見た目にとても可愛いです。昨日は子供たちはいつものようにバスではなく電車で行きました。楽しかったと思います。僕は機材運搬車を片道3時間も運転しました、いつもの通りです。これは退屈です。帰りは夕方だったのでチューリヒ近郊でちょっと停滞があり一時間以上も余計にかかりました。

 来週はかなり忙しいです。土曜日にコンサートとテレビ出演がダブっています。時間的に無理なので小さい子も混ぜて何とか2つのグループを作りました。それらのリハーサルも特別にならねばならず来週はあっという間に過ぎそうです。 

 

2013年12月3日 

段々とクリスマスの雰囲気が出ています。

これは古いスタイルの大衆レストランですがこんなにライトで飾っています。普通の民家でも似た様にやっているところも見かけます。これはここ数年来現れた現象で昔からある伝統ではありません。発祥はアメリカでしょうね。 

 

2013年11月31日

今日は家内と、それから友人夫婦と一緒にディナーショーのようなものに行って来ました。7時から11時まで食事をしながらたくさんのショーを堪能しました。女性歌手、漫才、このコンビの一人は合間にもの凄いジャズピアノを披露してくれました、それからアクロバットのデュオ、5つの帽子で曲芸をするイタリア人、一人で面白くしゃべる若い男性、天井から吊った大きなリングを使って華麗なアクロバットダンスをする女性、などなどたくさんのアーティストが出演しましたが最後にロックキッズ・クルーという名前のブレイクダンスのグループが出てみんなを湧かせました。このグループは今やブレイクダンサーとして世界で一番有名になった長男のベニーが14歳の時に地元で始めたグループです。もう19年も前の話です。もちろんその間メンバーはかなり変わっていますが未だに存続しています。スイスでは一番長く続いていて今やもう伝説的なグループです。彼らがまだアマチュアの頃2度世界チャンピオンになっています。今夜は一人負傷しているので日本ツアーにカメラマンとして一緒に行った次男のファビアンが代わりにやりました。彼は映像の仕事を専門にやっていますがブレイクダンスは長年やっていて長い間このグループの一員だったことがあります。殆ど一緒にはやっていませんが未だに仕事の合間を縫って練習はしているので誰か怪我をした時に交換要員として行っています。左端片手で立っているのがファビアンです。「練習とは違ってショーはやっぱりきついよ、もうグタグタだよ」、と後で言っていました。

 

ベニーはここ2年半「Flying Bach」というプロジェクトで世界ツアーをしていました。日本でも昨年東京と大阪で5回公演をしています。「Flying Bach」は世界的な大ヒットでまだツアーをやっていますがベニーは今新しいプロジェクトの準備をしています。次は「Flying Illusion」という名前でブレイクダンスとマジックを一緒にしたダンスショーです。前回はバッハのピアノ音楽とブレイクダンスをコンビネーションしたものでこれは本当に世界中で大ブレイクをしました。何十カ国と回ったそうです。

次の「Flying Illusion」は3月21にベルリンで初演があり2014年は先ずはヨーロッパをツアーするそうです。これは舞台装置が大掛かりなので他の大陸に行くのは大変でしょうね。まあ、レッドブルが運営するのでうやるでしょうが。次でトレーラーが観れます。http://www.flying-steps.de/



2013年11月28日

今日のリハーサルではみんな素晴らしいアドリブソロをやっていました。みんなどんどん上達しているので毎回本当に楽しいです。スイングキッズの練習には練習という言葉は合っていません。みんなで集まって楽しく音楽をやる、という感じです。コンサートと練習の区別を付けないようにしています。楽器を手に持ったらステージの上であろうが家であろうが真剣にやらねば、といつも子供たちに言っています。

年が明けると何人かの若い子供たちが入って来ます。平均年齢は12歳になります。みんな凄く才能のある子なので先が楽しみです。テナーサックスでジルという子が入って来ます。この子はトロンボーンのセヴェリンの弟です。サックスはまだ2年しか吹いていないですがもの凄いアドリブをやります。豪快です。アドリブは最近始めたばかりなのでなおさら末恐ろしいです。何だか昔の有名なサックス奏者が魂に乗り移ったのではないかと思わせます。この子は僕が教えています。お父さんが失業していたのでサックスを与えて無料でレッスンをしています。最初の頃から耳の訓練をうるさく言っているんです。いい耳がなければ絶対上手くなれないですからね。本当に天才肌の子です。

今日首都ベルンから電話がありました。スイングキッズの大ファンの96歳の女性が亡くなりました。生前自分の葬式のことは自分でちゃんとプランを立てていたそうです。それには、みんな悲しまない、死ぬということは自然だから、葬式は教会でやるけど明るい雰囲気でやって欲しい、その為にスイングキッズが演奏して欲しい、などの事が書かれていたそうです。平日で学校がある日で難しいんですが、小さな子供たちを9人程連れて演奏に行って来ます。

音楽は本当に素晴らしいですね。人の魂にまで入り込んで行けますからね。あらゆる芸術の中でもっとも崇高なものです。何億円する絵画でも焼けたら後は何もないですものね。それが音楽の場合は永遠に残りますから、人類が存在する限り。

 

2013年11月26日

東京都知事メッキがはがれて恥かいていますね。見苦しくドタバタして恥の上塗りです。あんなペラペラに薄い人間が世界都市、日本の首都の知事だということは恥ずかしい限りです。選挙前にあんな人物に挨拶に行くという事自体もう金をせびりに行っているのは見え見えですよね。そんな時に金をもらって、これはあくまで個人の借用で選挙費用の為のものではありません、などと大嘘が堂々と言えるというのは理解出来ないですね。やはり政治家は嘘つき、というのは当たっているんでしょうね。そうでない人は、いわゆる嘘をつかない政治家はごくまれでしょうね。

大阪市長、東京都知事、日本の二大都市の長が口ばかりで中身のない人間ということは選んだ国民に目がなかったのか、それとも無知がゆえに嘘公約に騙されたのか。政界はとにかくいつもドタバタ劇場で吉本よりよっぽど笑えますよ。タレント議員をどんどん作って世界に誇る政治劇場を作ったらいいですね。まあ、税金でたっぷり笑わせてもらうんですね。

こんな連中が上に立って指揮しているようでは「オーケストラ日本」はいい音はしないでしょうね。うるさいばかりの雑音でハーモニーは原発から流れ出る冷却水のように濁っていること間違いないですよ。いっそのこと世界の小沢を常任指揮者に呼んだらどうですかね。

日本も寒くなったらしいですね、スイスも寒いです。でもいつかはまた暖かい春が来るんでそれを楽しみに頑張りましょう。時に見えなくても太陽は上の方でいつでも輝いています。寒くても生きることが出来るのは太陽のお陰なんです。太陽がなかったらもっともっと寒くて人類滅亡ですから。

 

2013年11月24日

今日朝起きたらうっすら雪が積っていました。初雪です。明日は日中の最高気温が0度ということです。かなり寒くなりました。でも最近ずうっと天気がすぐれなくかなり寒かったので体は慣れています。それにありがたいことに家の中は暖房が効いていて体が温まっているので外に出ても寒いとは感じません。

これがスイングキッズが移動の時に使うマイクロバスです。運転手を入れて16人乗れます。 

これは機材運搬車です。大抵僕が運転します。 

 

2013年11月24日

昨日はここから歩いて2、3分のところに住んでいるドラムのジェロームの家に夜行って家族と一緒にカレーを作って食べました。彼のお父さんもワインが好きなので一緒にフランスワインをいっぱい飲みました。彼らはフランスの田舎に日本語で言えば別荘を持っています。おじいさんが昔買った小さい家ですがゆっくり休暇を過ごせるようになっています。春とか夏に1、2週間行っているようです。遠いので週末にちょっと、という訳にいかないのが残念ですが。別荘を持つというのも一概に良いとは言えないですね。他のところに行けなくなるので。特にヨーロッパどこの国に行くにも近いですからちょっと休暇に行きたいというところはいっぱいある訳です。こちらの人は普通年に4、5週間の休みが取れますから。まあ、一週間は冬スキーに行くという人もかなりいますが。学校の先生だったら12、3週間丸々休みなので夏5週間目いっぱい旅行する人もかなりいます。それでもまだ7、8週間残っていますから。

最近はずっと天気が良くありません。寒くもなりました。これから3月の終わり頃までこんな感じでしょうかね。この辺はまだいいとしても北欧なんかいつも暗いので面白くないでしょうね。その代わり夏は暗くならないのでその時存分に外に出て楽しむんですよね。アイスランドでも僕たちがいつも行く7月、8月には夜中でも山歩きが出来ます。天気のいい日に月でも出ていたら最高です。

 

2013年11月23日

昨日この前書いた弁護士になった教え子と一緒に食事をしました。最後に僕のところにレッスンに来たのはもう10年以上も前ですがその後はお互いいい友達として付き合っています。彼はスイングキッズの前のバンド、ジャンピング・アプルス(飛び跳ねるリンゴたち)でトロンボーンを吹いていました。この時代もとても楽しかったです。昨日はピザを食べワインを飲みながら昔の楽しかった日々のことを懐かしく語り合いました。とても引っ込み思案な静かな子だったのですがバンドに入ってからすごく心を開けるようになり大きく成長しました。

彼が学生時代は僕がいつも食事など払っていたのですが今は逆になりました。いつも払ってくれるんです。年齢は34歳も違うんですが僕たちは本当にいい友達です。日本の様にいつまでも子弟関係というのはないです。お互い何の遠慮もなく思っていることを素直に話せます。6月7日に今まで6年間付き合っていた彼女と結婚します。これだけ長くもつのは今時珍しいです。それが彼の誠実さを表していると思います。初恋の人なんです。ジュネーブ育ちですが大学でドイツ語を専攻して今はフランス語圏の中学校でフランス語を教えています。これが最初で最後の結婚式であって欲しいと願っています。まあ、間違いなくそうなるでしょうが。

 

2013年11月20日

スイングキッズは移動用に16人乗りのマイクロバスと機材運搬に使うバンを持っています。僕は毎日乗る車としてランドローバーのディフェンダーというイギリスの4輪駆動を使っています。1997年製です。古いディーゼルエンジンの音と振動に惚れ込んでいるんです。必要最低限のものしか付いていないです。窓を開けるのもグルグルと手動です、鍵をかけるのも。もちろん冷房とかという親切なものは付いていないです。車は走ればいいだろう、という車です。時々スイングキッズの機材も積んで演奏に行くこともあります。だから横に大きなロゴを入れています。主催者がすぐスイングキッズと分かるように。毎日運転が楽しいです。超低音から高音までエンジン音の周波数の幅が広いんです。癒しの音です、僕にとっては。家内はうるさい、といいますが。夏は暑い、冬は寒い、冷暖房付きで忍耐のいる車です。でも他の車に乗り換えるなんて死ぬまで出来ないと思います。2500ccで燃費は1リットルあたり12、3Kmと意外に良いです。一つだけ難は車体が高く殆どの地下駐車場に入らないということです。でもそれは小さなことです。まあ、普通の人は僕が何でこんな古くさい車に乗っているのか理解出来ないと思いますが。

もう一台旅行用に同じモデルのものがあります。後ろの箱がもっと大きいもので元々はイギリスで救急車として使っていたものです。これでアイスランドの高地を走ったり川を横切ったりしています。1991年製です。でもランドローバーは半永久的に走る車なのでまだ年齢は若いと言えます。

 

2013年11月19日

今日は来年のアルゼンチンのフェスティバルから又詳しい連絡が来ました。700人もの青少年が世界中から集まって一週間演奏をします。最後のフィナーレでは全員がステージに上がって合同演奏をするそうです。スイングキッズは単独で一曲演奏をしてそれからもう一曲700人と一緒にやります。今どんな曲をやるか決めている所ですが、多分単独ではシング、シング、シングでしょうね。それから全員でやるのはピンクパンサーになると思います。オーケストラの編曲を送らねばなりません。主催者側で書いてもくれるそうですが僕はやはり自分で書きたいです。自由に表現出来るので。

今日はリハーサルでしたがとても美しいサウンドを奏でていました。練習の時もいい音を出して自分たちでその音を楽しむようにしています。ですから練習という言葉は余り好きではないですね。みんなで集まって一緒に楽しくやる時間なんです。もちろん時には細かいことも説明しなkればなりませんが、他のグループの練習に比べたらそういうことに時間は余り取られていません。楽しく演奏するのみです。

 

2013年11月18日

最近まで庭の奥がこんな感じでした。今はかなり葉も落ちましたが。秋と春の若葉が出る頃が一番美しい時期ですね。

 

今日は一晩中カメラの色々なレンズを付けたり外したりいじくっていました。本当はこんなことをしている暇はないのですが。写真は音楽の次の趣味なんです。音楽は仕事ですけどそれでも一番の趣味ですからね。でもこの頃最新のデジタル一眼に昔のレンズがアダプターを通して取り付けることが出来るようになったんです。我が家にも何本も屋根裏にいいレンズが眠っていました。今までは売っても二束三文でそろそろ捨てようかと思っていたんです。それがアダプターリングが発売されて昔のレンズが息を吹き返しました。死人が生き返ったような感じなんです。

それに驚くのは最新のデジタルチップで昔のレンズの中に隠れていた性能が引き出されるんです。これはすごく興味深いです。昔のフイルム写真時代より同じレンズがもっと性能を発揮するんです。ですから最近はカメラの中古市に出かけるのがもっと楽しくなりました。

でも本当は僕は本業をおろそかにしてはダメなんですが。すぐ横道にそれてしまうんです。言うなれば音楽も趣味ですから遊びながら生きているんです。ですから僕にとって人生は遊びなんです。こう書くと不真面目と思われるかもしれませんがそんなことはないです。真面目に一生懸命遊んでいるんです、いえ、生きているんです。

遊びながら生きる、生きながら遊ぶ。これですね。

 

2013年11月17日

僕は人に迷惑をかけなければ何をやってもいいと思っているんです。本来はその為の法律であり規則だと思うんですけど。軍隊や警察は本当ならなくていいものでしょう、みんなが平和に暮らせば。法律でもその時代や時期によって変わるのでこの世の中で絶対的な善悪というのはないと思うんです。江戸時代には正当な敵討ちなら人を殺しても問題にならなかったんです。夜中に人もいない、車も何もない交差点で赤信号を待つ必要はないでしょう。それでも規則ですかね?高校生が興味本位で酒やビールを試して誰かの迷惑になるでしょうか?もちろんいつも飲んで生活に支障をきたすようではダメですけど。野球部の部員が一回飲んだから、といって出場停止とか、そういう日本社会の余裕のないガチガチの古い考えは僕には到底理解出来ません。誰だって間違いは起こします。それですぐ処罰というのはどうでしょうか?

酒やタバコがそんなに悪いのなら大人だってやっていい訳はないんです。個人のギャンブルはダメで競馬や競輪などの公共のギャンブルはいいというのは矛盾していないんでしょうか?タバコを吸っているいる父親が子供に「タバコは吸うなよ」と言えますか?教員が飲酒運転をして首になって会社員はならない、というのは公平でしょうか?教員は子供の模範だから、という理由があるかも知れませんが他の大人は子供の模範でなくてもいんでしょうか?

日本人は忙しいばかりで静かに考えるということが出来ないのでこんな融通の効かない社会になってしまったんでしょうか? 日々の生活の中にもっと楽しさ、おおらかさがあってもいいんではないでしょうか?

 

2013年11月17日

今日は何もない、とは言っても家ではやる事はいっぱいありますが。

昨日岩崎さんから頂いた日本の餅を食べました。重いのにいつもたくさん日本から持って来てくれるんです。美味しいです。餅なんて殆ど食べる機会がないですものね。家族はみんな餅なんて何の味もないしゴムのようだしどこが良いのか、と言って食べません。ですから有り難いことに僕一人で全部食べれるんです。日本を出て30年以上餅は食べたことがないんです。数年前岩崎さんが持って来てくれて初めて食べました。感激しましたね、そういえばこんな食べ物があったなあ、と。こっちに住んでいると餅なんて思い浮かばないですものね。

先週ノルウェーのジャズフェスティバルからどうですか、という打診がありました。ノルウェーなら余り遠くなく問題なくすぐ行けますね。他にはマレーシアのジャズフェスティバルからも招待が来ています。これは来年の5月でアルゼンチンとほぼ同じ時期なので行くのは難しいですね。そんなにも学校を休めないし、時差ボケできついと思います。これは無理でしょうね。

かなり海外から招待とか来るんです。アフリカから来た事もあります。国内ではもちろんひっきりなしに演奏依頼が入って来ます。宣伝なんか全然したことはないのですがテレビに時々出たりとにかく色々なところで演奏していますから。

2013年11月16日

今日は朝5時半に起きて車でミュンヘンに行って来ました。東京の友人夫婦岩崎さんが仕事でミュンヘンに滞在していて今日の夜の飛行機で日本に帰るので会いに行って来たんです。ここからミュンヘンまで車だと2時間半くらいです。ドイツの高速道路は最高速度の制限がないところが多くぶっ飛ばせます。時速200以上250Kmくらいでぶっ飛ばしている車も珍しくありません。今日はランドロバーでなく三菱で行って来ました。ランドロバーは2人しか乗れないんです。岩崎夫妻を空港まで乗せて行くのにまずいですものね。それのドイツの高速道路を走るにはランドロバーはちょっとスピードが遅いです。時速110Kmでは他の車の邪魔になります。三菱で180くらいで走っていてももの凄いスピードで抜いていく車があったりします。どれだけ出しているのか、恐ろしいくらいです。BMWなどが高速でも高性能で安全性のある車を開発したのが理解出来ますね。まあ、その必要もないとは思うんですけど。でもドイツは車で長距離を移動するビジネスマンが多いですからね。そういう人たちにとっては便利なんでしょうね。

夜は途中ゆっくり休憩しながら10時に家に帰って来ました。帰ったらランドロバーの専門誌に書く原稿の締め切りが今日だということで岩崎夫妻から頂いた餅を先ず食べてそれから原稿書きを頑張りました。長い一日でした。ワインを一杯のんで寝ます。

 

2013年11月14日

日本ツアーの各地でお世話になった人たちに出す礼状のハガキの印刷が今日出来上がって取りに行って来ました。実行委員会の人たち、手助けをして下さった人たち、ホストファミリーのみなさんとかかなりの数になります。今日は55枚住所を書きました。書いている途中ファビアンが来て、「大変だろう、コンピューターでエチケット(と言うんですかね、はがして貼るやつ)ドイツ語ではエティケッテとかクレーバー(貼るもの)と言うんですよね。それともステッカーと日本では言うんですかね?、それを作った方が楽だろう」と言うんでちょっとやってみたんですけど助けにはなりませんね。余計時間がかかります。それに字が下手くそでもやはり親近感がありますよね、コンピューター書きより。でももう何だか右手の人差し指が痛いくらいに感じます。

日本語を手で書くようなことはもう30年くらいないですものね。それ以前は日本とのやりとりは手紙でそれも手書きでやっていたので時々は書いていましたがそれ以後はもっぱらワープロで書いていましたものね。今はメールですけど昔の手紙に比べたら味気ないですよね。郵便で何か来るというのはやはり魅力ですね。スイス国内ではドイツ語で時々手紙を書いたりします、手で。

僕は1975年に日本を出てロンドンに行って演奏していたんですけどその頃はもちろんコンピューターもファクスもない時代で日本語を読むというような機会は殆どなかったんです。時に日本から週刊誌が送られて来ると隅から隅まで一字残らず読んでいたんです、広告の部分も、それも次が来るまで何ヶ月も何回も読み返していましたね。それ程日本語に飢えていたんです。みなさん一回週刊誌を最初から最後まで全ての活字を読んでみて下さい。広告も入れて。

 

2013年11月13日

寒くなりました。最高気温が段々と零下に近づいています。

日本の人はスイスは寒いだろうと思っていますが気温は低くても家の中は暖房が効いているので体が温まっているんです。それで気温の低い外に出ても余り寒いとは感じないんです。僕は岡山県育ちですが日本の冬の方が今のスイスより寒く感じていたと思います。

来年の5月はアルゼンチンに行きます。国際青少年音楽祭というのが一週間あり世界各国から700人もの音楽をやる子供、若者が集まるそうです。楽しみにしています。以前アルゼンチンは2回ツアーをしました。とても楽しかったです。

今日本では二人の政治家が話題になっていますね、徳田、山本。政治の活動状況は何もめぼしいものはありませんがスキャンダルだけは不足しませんね。こんな国は世界中にないですよ。国の最高議会の議員のスキャンダルが一年中話題になっている国なんて。本来の仕事を全然やっていないです。情けない話ですね。国民は裏切られて、裏切られて、それでも議員は威張っていますよね。始末に悪い人種ですね。タレントでも誰でも名前さえあれば国会議員になれる、これはスイスでは考えられないです。村議会ではなく日本の最高議会でしょう。国民の感覚も麻痺してしまっているんでしょうか?タレントが国会議員になるなんて小学生が大学に入るようなもので全く意味をなさないんです。

こんな国を救うには立派な人間を育てて将来に希望を託すしかないですね。人間を育てる、これ以上の課題はないです。頭に知識を詰め込むだけの教育では将来は救えないです。一流大学といってもみんな頭でっかちばかりでしょう、どれだけたくさん頭に知識を詰め込んだのか、それだけが優劣の対象になっているんですから。人間には心もあるし手も足もあります。それを忘れて人間のランクを決めるなんてこと自体がもうものの考え方が麻痺している証拠です。

 

2013年11月12日

今日はそのモンキージャズバンドと演奏に行って来ました。本来なら今日はスイングキッズの練習日なのですがキッズは休みにしました。

来年は何人かが上に上がって来ます。ここには才能のある子がたくさんいてスイングキッズで席が空くのを待っています。今のところそれが問題なんです。何年も待たせるのは可哀想ですものね。それに小さい子供の方が魅力ありますものね。可愛いし。

僕たちの町ロマンスホーンは人口たった一万人の小さな町なんです。それにスイスでは学校には部活の吹奏楽とかないですから普通にはこれだけの子供たちを集めるのは容易ではないのです。それでもこれだけ10年以上に渡って世界中で活躍しているバンドなので時にマスコミに「ロマンスホーンの奇跡」、「スイスの伝説」とか書かれます。ニューヨークの専門家も「こんなバンドをニューヨークに持てたら夢です」と言ったくらいです。世界中どこに行ってもみなんが驚きます。スイングキッズは何も誰もが出来ないような難しい曲を演奏して人を驚かしているのではないのです。それだったらただの曲芸ですものね。スイングキッズの目標は美しく響いて生きている音楽をやることです。

 

2013年11月11日

スイングキッズの下にモンキージャズバンドというのがあるのをご存知でしょうか?スイングキッズよりもうちょっと若くてスイングキッズのマイナーバンドのような感じです。でも単独でも時々コンサートをやっています。スイングで席が空いたら普通はここから誰かが上がります。スイングキッズに入ってやりたいという子はかなりいます。自分達の子供がスイングキッズで活躍出来たらどんなにいいだろうと思っている親もかなりいます。遠くに住んでいる家族でお父さんが新しい仕事場を探して近くに引っ越してきたという例もあります。子供が親に「ねえ、スイングキッズに入りたいからロマンスホーンに引っ越そうよ」と言ったというのを何回か聞いたことがあります。たまにテレビに出たりするし新聞にはかなり頻繁に記事が書かれていますから。

ここにペーターという子がいます。11歳ですでアルトサックスを吹いています。この子はここから200Km程はなれた町に住んでいました。2年程前にスイングキッズのコンサートを聴いたらしいんです。それでスイングキッズに入るのを夢見たそうです。半年程前にとうとう近くに引っ越して来ました。お父さんが息子の為に新しい仕事を探したのです。この子は3年程サックスをその町で習っていたのですが下手くそでどうしようもないレベルでした。

肝心なことを習っていないのです。でもまあ、モンキージャズバンドに入れました。それでレパートリーを速く習う為に僕のところにレッスンに通い始めました。それで音楽をやる上で大事なことを教えました。一年近く経った今では別人のようになりました。新年からスイングキッズの一員になります。本人は「こんなに早くスイングキッズに入れるとは夢にも思ってなかったよ」と喜んでいます。人間的にもすごくオープンになり自信が溢れている感じです。

音楽は人をも変える力を持っています。本当に素晴らしいですね。

 

2013年11月10日

今日はちょっと遠くへ演奏に行って来ました。朝8時半に出発は日曜日にしては早いです。土曜日何もなかったのでみんなそんなに早くはベッドに行かなかったと思います。僕も日本に出すカードのデザインをやっていたら気が付いたらもう2時半でした。3時から7時まで4時間眠って起きました。演奏が終ってから帰りの道ではさすがに眠かったです。でも今日は僕のとなりにアンナとソフィーが座って一時間半キャーキャーうるさくしていたので気がまぎれました。子供ってあんなにもよく休みなしで笑えるものだと、感心してしまいました。

夜帰って今日は2007年もののスペインの赤ワインを家内と飲みました。良く熟れて口の中でじわーっとくる感じが素晴らしいワインです。

その後10年以上前の生徒から電話がありました。時々「ねえ、何やってんの?」と電話をして来るんです。この子はトロンボーンを吹いていたのですが高校を卒業してジュネーブの大学に行きました。今は弁護士になっています。母国語はもちろんドイツ語なのでフランス語で弁護士の仕事をするのは大変だと思います。でも頑張ってやっています。それで「もうぼちぼち結婚式の日取りを決めなければダメだろう」と冗談で言ったら「ええっ、何で知っているの?」と答えました。本当に来年の6月に結婚式をするそうです。その日にちが決まったので電話をしたのです。

この子はおとなしいいい子ですごく僕になついていたんです。何か頼むと絶対いやとは言わない子でそんなところが僕はすごく気に入っていたんです。大学を出てドイツ語圏に戻って来て裁判所で働いていたのですがそれからジュネーブに新しい仕事を見つけてまた引っ越しました。引っ越す前に「もうしょうちゅうは会えないからね、一回家においでよ晩ご飯作るから」と電話をして来ました。一人で生活していたのですがその晩僕に美味しい肉料理を作ってくれました。僕のところにレッスンに来ていた頃はまあ、一応先生と生徒という感じでしたが、でも日本のようなことはないですよ、特に僕の場合は生徒に必ずファーストネームでダイ、と呼ばせて上下の関係をなくすようにしています。だから卒業したらみんな対等の立場の友達になります。

 

2013年11月9日

今年の7月から8月にかけて3週間アイスランドを車で旅行しました。アイスランドはこれで3回目でした。地球が生まれたままの大自然に心打たれました。この写真は高地で夕方月が昇って来たのを撮ったものです。その場の雰囲気は言葉では書き表すことは出来ませんが少しは想像出来るのではないかと思います。時間が出来たらアイスランドだけの写真サイトを作りたいと思っています。日本のランドローバーの雑誌「Land Rover Laboratory」に5ページに渡って僕の「アイスランド旅行記」がたくさんの写真とともに載っています。興味ある方は編集者の木村基茂さんに連絡してみて下さい。木村 基茂 <lrl@uk-style.net> です。雑誌のナンバーは011/ September 2013です。

2013年11月9日

昨日は地元の高校で演奏をしました。500人程の先生のセミナーのようなものが一日中ありスイングキッズは昼食の後30分間アトラクションとして演奏しました。クラスの先生たちも実際の演奏を聴くのは初めての人が多く、ソフィーなど小さい子のクラスの先生はびっくりしたでしょうね。あんな演奏が出来るとは想像出来ないですものね。その日のテーマは「喜びを持って教える、習う」というテーマだったのでスイングキッズはちょうどいい手本だと、たくさんの参加者が言っていました。

今日は演奏がない土曜日でみんな家でゆっくりしていると思います。明日は朝早くからかなり遠くに出かけます。

山はもう雪が降りましたが平地はまだです。今日は気温12、3度と快適です。今回は日本ツアーの関係者に出すお礼の絵はがきを作りました、というか今日発注しました。メールではちょっと味気ないですし最近やはり何か郵便で来るというのは少なくなったのでそれなりの楽しさがありますよね、郵便受けに何か入っているというが。広告以外はですが。

日本のみなさんには本当にお世話になりました。「暖かい心」というお金では買えない貴重なものを余り余る程頂いて子供たちは幸せです。彼らが大きくなってこの「心」を次の世代に伝えてくれたら、と願っています。

 

2013年11月7日

今日の朝刊に日本ツアーについてのソフィーとアンナのインタビュー記事が出ていました。 

簡単に訳します。

タイトルは「箸をお土産に」

スイングキッズは18日間日本をツアーした。9歳のトロンボーン奏者ソフィーと10歳のアンナは初めてこのツアーに参加した。

「日本はすごい遠いんだよ」とアンナが言うと友達のソフィーがうなずく。指導者の木元大の母国でツアーをやるために17時間も飛行機で飛んだ。「でも飛行機の中では最高だったよ、隣どうしに座って映画を観たりゲームをしたり、しゃべったり」10歳のアンナと友達の9歳のソフィーにとっては18日間のコンサート旅行はスリルに富んでいた。

「日本ですぐ気が付いたのはみんな黒い髪をしているってことね。これは特別よね」とアンナが言う。「食事も違うわね、好きなものもあったり、なかったりね」それと聴衆の感じが違うと、「日本人の方が反応がスイス人よりもっと大きいと思うよ」とソフィー。7都市で9つのコンサートをやり宿泊したのは「ホテルやホストファミリー、それに一度はお寺に泊まったよ」とソフィー。「でもすごく寒かったよ、扉が薄いしね、それにお寺は山の中だったから」と、アンナ。

ツアーの為に3日間学校を欠席したけどその代わり日本でいろんな事を習った、「日本語でアリガトーとイタダキマスが言えるんだよ」とソフィー。それに二人とも箸を使うのを覚えた。「だからお土産に箸を持って帰ったよ」とアンナ。二人は家で今でも箸でご飯を食べているとの事、「例えばね、スパゲッティーなんかね箸ですくってつるつると音をたてて食べるんだよ」とアンナが笑いながら言う。小さな二人のロマンスホーンの女の子はこの最初の大きなツアーを家族なしで一人でやったことに誇りを感じている。「でも、ちょっとホームシックになったわ」と、バンドにもう一年在籍するソフィーが言い、アンナが「うん」とうなずく。それでも二人で慰め合ったし大きい子達が小さい子たちを良く面倒みたので問題はなかった、と。

ホームシックはもう忘れた、、、、スイスに帰って来てからもう3週間が経ちリハーサルやコンサートをやっている。アンナはもう次の海外旅行を楽しみにしている「来年はアルゼンチンに行くんだよ、でも今度は一週間だけだと思うけど」。そうしたら二人ともスペイン語が習えるでしょう。でも、すでに少し出来ると、「ブエノス・ディアス」とアンナが言って笑えば「オラー」とソフィーがアンナを見て言う。

とても微笑ましい記事を書いてくれましたね。

 

2013年11月6日

昨日セヴェリンが日本で4Kgも増えたと言っていました。これは凄いですね。でもみんなが日本食を好んでいっぱい食べてくれたのは本当に嬉しいです。

昨日ドイツから嬉しいメールが届きました。大阪大学でのコンサートを企画から運営まで先頭に立ってやってくれた青木えりかちゃんが一年間の予定でドイツ留学をするのですが4日到着して翌日にはもう学校に行ったと知らせが来ました。京都の彼女の実家がスイングキッズが初めて日本ツアーをした2005年にホストファミリーを努めてくれました。そのえりかちゃんはまだ中学生だったのですが現在は大阪大学でドイツ語を専攻しています。彼女が今行った北ドイツの町は昨年スイングキッズが国際青少年音楽祭で行ったところでその関係でその時の実行委員会の会長にホストファミリーを探してもらったのです。出会い出会いが又一つの新しい物語を提供してくれています。

人との出会い本当に大切にしたいですね。

2013年11月4日

まだ日本ツアーの余韻が冷めませんね。今日ロマンが言っていました、日本ツアーで3Kg体重が増えたと。嬉しい限りですね。まだみんなには訊いていないのですがベン、アンドリンなども体重が2、3Kg増えたと言っていました。僕は4Kgも増えました。4月に2週間水断食をして依頼体重は60Kg以下を保っていたのですが2週間日本にいて4Kgも増えました。家では朝ご飯は一切食べないのですが日本のホテルの和食の朝食はすごく美味しいので毎日いっぱい食べました。そのせいでしょうかね。今又2Kg減りました。スイスに帰ってから朝ご飯全然食べていないですから。又60Kgを切らねば、と思っています。無理やり減量する訳ではなく自然に、という感じです。毎日体操はやっていますからね。脂肪を分解しています。

来年5月にはアルゼンチンに行きます。一週間国際青少年音楽祭で演奏します。世界中から700人の青少年がやって来て毎日演奏するそうです。アルゼンチンでは過去2回ツアーをやりました。きつい旅行でしたがとても楽しかったです。お客さんがもの凄くノルので、もう熱狂的です。

音楽は本当に素晴らしいですね、どんな形であれ。人と人とを結んでくれますものね。

 

2013年11月3日

今日昼ご飯にアンドリンとメリーナが来ました。ファビアンも交えて4人で先ず栗田さんから頂いた豚骨ラーメンを食べました、日本を懐かしみながら。とても美味しかったです。それからカレーライスを作りました。これ又栗田さんからのお土産のカレールーを使って二人とも「うーん、凄く美味しいよ」と言いながら食べていました。みんなの日本での大好物の一つにカツカレーがあります。あれはみんな好きです。食後しきりにみんなで日本の食べ物について雑談しました。アンドリンは今回日本は初めてだったんですが日本では何にでも挑戦して食べていました。こんな子は本当にありがたいです。又日本に行きたいと言っています。「お母さんがもう嫉妬してるんだよ、オレが日本で美味しいものいっぱい食べて来たって。お金貯めて絶対日本に行くって言ってるよ」と話していました。

それにしてもアンドリンのアドリブソロは素晴らしいです。毎回彼のソロが楽しみです。

 

2013年11月3日

今週金曜日と日曜日演奏だと思ったら来週の間違いでした。久しぶりに演奏のない週末でみんなのんびり出来ます。11月は入っていた演奏が3つも延期やキャンセルになって久々にゆっくり出来る月です。4月から10月にかけては猛烈に忙しいですから。2週間で6回も演奏があったりすることもあって本当に音楽に浸かっているいという感じです。こちらでは学校のクラブ活動とかはないシステムなのでスポーツとか音楽とか全ての趣味は町や村の民間団体がやっています。ですから日本のように毎日放課後練習とかというのはありません。まあ、気楽に楽しみにでやるのなら毎週一回の練習が普通です。週末はスポーツクラブなら試合、音楽グループなら演奏とかあるでしょうがそんなに毎週とかはないですから子供たちはたくさん自由時間があります。スイングキッズのように週2回練習、殆どの週末は演奏、というのは全くの例外です。もちろんプロを目指してスポーツを一生懸命やっている若者達は違います。特にサッカーは競争が激しいですから毎日練習、週末は試合、休みは合宿とかで自由時間は全くないに等しいです。日本と同じような感じです。

普通こちらでは何か楽器を一つ習いながら一つスポーツをするという子供がかなりいます。これは人間形成にとっては理想的な形だと思います。心と体の両面をバランス良く育てて行くというものです。日本では余りにも偏り過ぎていて弊害の方が多いです。人間には心と体の両方があるということを全く無視しています。スポーツでは精神を鍛えるとかと言って暴力を使った指導がまかり通っています。最近いろいろなスポーツで問題になっていますよね。これは昔からある体質で今に始まったものではないことは周知の事実です。今まではそれが当たり前のこととしてやられていたんです。信じられないことですけど。そういうところに育てばそれがごく普通のことになるんですね。僕でも日本にいる頃はそいうことは当たり前だと思っていました。

日本を出てもう38年になりますが日本を外から見て日本はいい方向に進んでいないと思えます。欧米の悪い所ばかり取り入れて、それだけならまだいいんですが最悪なのは日本人が本来持っている素晴らしい面が忘れられてしまっています。それに輪をかけるようにこのような暴力を振るう陰湿な指導がまだ根を張っているという事実が本当に情けないです。人間社会の目標はなんでしょうか?みんなが仲良く幸せに生きる、これしかないと僕は思うんですけど。技術ばかり進んでも心がなおざりになればそれでは空しい社会になってしまうと思います。

原爆を2発も落とされて悲惨な体験をしたにも関わらず将来のことをよく考えずに、安いから、会社にとっては容易に利益を上げる事が出来るから、と安易に原発を始めたことは全て専門分野の責任です。原発がこれ程危険なものだとは国民には知らされていなかったですからね。もし知らされていたら国中を上げて反対していたと思うんです。そうしたら今のような惨状は招かなかったはずなんです。国民は殆ど永久に続く大変な重荷を課せられています。それも本当に爆弾を抱えて生きている訳ですから。明日の命知れず、これが今の日本の置かれた状況です。

将来を悲観してはだめなんですがこの事実は重いです。ですから余計に今日一日楽しく生きましょうね。

 

2013年11月1日

月が変わりもう11月に入りました。月日が経つのは本当に速いですね。サックスのサムが11歳の誕生日に言いました、「悲しいよ」、「誕生日で何で悲しいんだよ?」、「でも又一年死ぬのが早くなったから」と。昔と比べて今は時間が過ぎるのが本当に速いです。リニアモーターカーがどうのかと言っていますが何でそんなに急ぐ必要があるのか僕には理解出来ません。人間の生活にもっとストレスを持たせるだけです。どうせトンネルばかりだと聞いています。1964年に東海道新幹線が開通した時にある有名な詩人が言ったか書いたか、「新幹線は速すぎて間が抜けてる」と。旅は鈍行が一番です。沿線の草木の一本一本に触ることが出来るような、自分がその瞬間に生きていることが実感出来るような、そんなのが最高の旅だと思います。スイスのボーデン湖の湖畔の町、ローシャハというところから少し高いハイデンという村まで森の中をくぐってかなりの勾配を登っていく電車があります。夏はオープンカーも付いていて森の新鮮な空気を吸いながら、又それこそ木の枝に触れながら30分程の旅を楽しむことが出来ます。これは楽しいです。終着ハイデンの一つ手前はヴィエナハトという停車場です。これはクリスマスという意味なんです、村の名前なのですが。それで地元では次のようなジョークがあります。

「世界で一番長い列車の線を知ってる?』、「うーん、どこだろうね、南米かアフリカにあるのかね』、「違うよ、ローシャハからハイデンまでの線だよ」、「ええ、本当かい?」、「うん、夏にローシャハを出発するとやっとクリスマス(ヴィエナハト)の後にハイデンに到着するんだよ」

本当にそんな旅をしてみたいですね。

 

20013年10月31日

今日リハーサルがありました。みんなまだ日本ツアーの余韻に浸っています。時差はもう取れましたが。リハーサルもいつも楽しくやっています、というよりコンサートの時もリハーサルの時も同じ心構えでやるように言っています。そうすればコンサートの時に緊張しなくて済みます。音楽が始まったらコンサートもリハーサルもないんです。そこにあるのはただ音楽の世界のみなんです。そこに我を忘れて入り込むことが大切だと思います。瞬間瞬間を楽しむ、これが人生の目的ではないかと思います。  

ツアーの後みんなで楽しめる曲をやっています。サウンドは素晴らしいです。

水曜日小学校2年生の子がレッスンに来ました。「ねえ、あんたのお父さん家でビールを飲んでる?」、「うん、飲んでるよ」、「それであんたもうビール試したの」、「うん、最初はまずいと思ったけど、今は好きになったよ」と言うではないですか。これみなさんはどう思われます? その家庭はとても信心深いのです。



2013年10月27日

木金とコンサートがあったのですが土日は完全休養でした。今週は金曜日と日曜日に演奏があります。それが終るとかなり長い休みがあります。予定していたコンサートなどが3つも延期になったためです。でも日本ツアーの疲れもあるので長い休養も必要です。週2回の練習はしますが。12月に国営テレビの仕事がひとつ入りました。

毎日たくさんのメールが日本から入っています。嬉しい悲鳴です。返事に大変ですが。これは日本ツアーの後にいつも起こる津波現象です。

 

2013年10月25日

スイスの民族音楽のグループと一緒に二晩一緒にやりました。ジャズと民族音楽の組み合わせという初めての試みでしたがお客さんは大変喜んでくれました。又思ったんですがスイングキッズはどんなスタイルでもすんなり自然に、それもきれいに演奏します。自分でも驚いてしまいます。さすがに疲れましたが。ソフィーなど最後ステージで眠そうにしていました。二晩演奏があってそれから今日は一日中学校に行っていたので大変だったろうと思います。でもよく無邪気に頑張っています。

 

2013年10月23日

今日は明日と明後日のコンサートの為のリハーサルがありました。体がまだ日本時間になじんでいるので夜になると厳しいです、日本の朝ですから。夜の10時くらいまでリハーサルがありました。日本時間の朝の5時で徹夜をしているような感じです。子供たちが可哀想です。ぐっすり眠って明日の学校、夜のコンサートに備えて欲しいと思います。

 

2013年10月22日

昨日チューリヒに到着しました。子供たちはもう今日から学校に行っています。さぞかし疲れている事でしょうね。

5回目の日本ツアー又大成功でした。各地のみなさん「日本人の優しさ」をありがとうございました。キッズにとっては一生の素晴らしい思い出になりました。毎回毎回人の輪が大きくなり本当に音楽に力は偉大です。

 

2013年9月18日

アイスランドの高地です。今年の夏3週間旅行しました。アイスランドに惚れ込んでいてこれが3回目です。高地は想像を絶する風景の連続でで夢の中を走っているようです。